サイト管理人のブログです。
見慣れた山野草、飛び交う虫、時には目の前に突然現れる動物たちが迎えてくれる。ふるさと竹之高地が好きで、還暦になっても山歩きをしています。特に春山を好んで歩いています。
その昔、この地でも雪割り草が咲いていたと聞き、早春の山歩きを始めました。いまだにこの地で見たことのない雪割草を求めて春山を歩いています。
管理人の山歩き
2023 山歩き かんじきウォーク
2023-02-11 積雪235cm
竹之高地に着いてまず寒暖計を見たら+1℃を示していた。ストーブを点けて、昨日の降った雪を払い、積雪量を測って、一服。
今日は空に雲は多いが昼からは晴れる予報なので、養鯉池の様子を見てこようと準備し、「かんじきウォーク」で山を目指す。9時20分に出発して、長靴では膝まで潜ったので、かんじきを履いて雪上を歩くが、それでも15cmも潜る。結構な足の負担を感じる。100m進むと一息ついた。急な上り坂を選んで行ったのが間違いであった。また、100m進んだところで腰を下ろしての一服となってしまった。運動不足を感じる。池に着いて時計を見たら10時10分、50分もかかった。夏場なら20分もかからないのに、倍以上時間が掛かり、その分体力も使っている。池のほとりで遠くの山を見ながら妻が持たせてくれたお茶とスポーツドリンク飲んで休憩となった。池は沢の水を少量入れているがその周り1mくらいは水面が見えるがそのほかは雪面である。土手には2mを超える雪が積もり、まだ割れずまあるく雪が被っている。崖っぷちで1mくらいの土が見えている場所もあったが、ふきのとうは見つけることができず、春はまだ遠くに感じた。池の周りを歩いて土手は崩れていないことを確認して下山した。帰りは来た時のかんじき跡を歩くから楽である。あちこち見ながら下がってきたが30分で社務所に到着した。夕方自宅に戻ったら太ももがパンパンになり、足の付け根が痛くなった。かんじきウォークは万歩計で8千歩しかなかったのに、除雪で2万歩の時とは違うところが痛いのだ。やっぱりかんじきはきつい、運動不足、それとつくづく年老いてしまったのだと思う。
写真は2023.02.11 11:00ころ撮影 かんじきの跡を撮った。池の見回りからの帰り雲がなくなり太陽に照らされた。青空と白い雪のコントラストが雪上歩きの爽快な気分になる時だ。
小屋前に軽トラ入る
2023-02-08 積雪250cm
朝9時ころ竹之高地に到着。車から降りてもいつもの寒さではなく、今日は竹之高地でも暖かさを感じる。何度だろうかと小屋の寒暖計を見ると+3℃を指していた。雪融けの湿気か暖かく春が近いからか山を見ると少し霞んで見える。
午後から雨予報なので午前中に小屋までの除雪をやりたいと朝から張り切って作業に取り掛かった。1時間くらいしたところに仲間が自分の鯉の様子を見てきたと小生のところに来て一服。シャッターを開けたまま外を見ながら、もうちょっと冷えてくれれば凍み渡りができ、山の養鯉池を見回ってきたいという話になったが、今日は暖かくかんじきを履かないと山にはいけないし、お互いに年を取ってあんまり無理はできないと話は終わった。でも大峰山方面にかんじきの足跡が残っている。元気な人がいるものだと2人で感心する。
余談ですが、玉サバの水槽のろ過材の上に先週種を蒔いたクレソンが芽を出していた。玉サバの排泄物をクレソンが肥料・栄養にして育ってくれれば、水槽の水換えも不要になるかもと思っている。玉サバの水槽は電気ヒーターで15~18℃に温めて餌を3日に1回のペースで少量づつ与えている。先月の電気代が4万円弱の請求が来た、高い。来月は5万円を超えるのではと思い、ヒーターの設定温度を1℃下げた。12月~4月までの5ヶ月間で電気代が20万になりそう、売上はそんなにないのに、トホホ。
実働2時間で道路から小屋までの除雪を完了した。今日は約60cmの雪を掘ったが、固く重い。雪の切
り出しはスノーダンプが刺さらず、小さくして押し運ぶのにも力を使い、汗がにじみ、ヤッケを脱ぎ作業した。途中から肩が痛くなり、足運びも重くなった。先月の20日過ぎから2週間もかかってしまったが小屋まで軽トラで入れるようになった。「バンザイ、やったぜ!」
写真は2023.02.08 12:00ころ撮影 小屋脇に軽トラを入れて記念撮影。除雪した両脇には250cmの雪の壁がある。
達成感あり。ひとまずは昼だ、午後から入口をもうちょっと広げようとと思いつつ昼飯とした。昼休みはシャッターを閉めて、疲れもあったのでまどろんでいた。ラジオの1時の時報で目が覚めた。シャッターを開けて外を見たら、みぞれであった。一気に力が抜けてしまった。そのまま片付けて山をおり、自宅のパソコンでこれを打ち込んでいる。窓の外は雨がしとしとと降っている。まだこんなに明るいのに・・・。
2023 秘密基地
秘密基地で妄想
不動様修行者が小生の農具小屋を「秘密基地」と名づけてくれた。言われてみれば、冬季間は雪ため道路からは見えず、隣の施設から回って雪道を歩いてこないと見えない。夏は道路から見えるが、かまぼこ形の耐雪型車庫のため知らない人はよってこない。昔のガキどもが遊びに来る隠れ場所である。
2間×3間の小屋は一応鉄骨造りで波鉄板で囲ってあるだけで、入口はシャッターのみ、すきま風が入ってきて、ストーブを焚いても室温は15℃までしか上がらない。窓がないので電気を2灯取り付け、シャッターを閉めても中は明るくできる。雪で閉ざされているため外の音は一切聞こえない。小屋の中には農機具を所狭しと置いてあるが、入口の狭いスペースにストーブを置き、その周りにもらった椅子を数個置いている。NHK第1しか聞けないラジオと悪ガキが持ってきた劇画の単行本がたくさんある。ストーブでお湯を沸かし、食事はインスタントラーメンを作りおにぎりと一緒に食べている。水はお不動様の手水舎に貰いに行き、トイレは社務所を利用している。コーヒー飲料とスポーツドリンクをスーパーから買い込み常備している。いつ持ち込んだかわからないが災害用の非常食も置いてある。寝泊りはできないが除雪作業の一服場所である。夏は桜の木の影で風通しがよく涼しい?冬は隙間だらけのため寒い。
ところで小生には「調理のできる薪ストーブを置き、ごろ寝ができるように畳を2枚ほど敷き、晴耕雨読の山小屋にしたい」という夢がある。もう一つ、竹之高地はテレビの地上波が見れないのでインターネット環境ができればと思う。パソコンを持ち込んで竹之高地だよりを書いて時間を忘れることができる。昼は竹之高地で畑を耕し野菜を作り、玉サバの成長を見て喜び、夜は自宅で母ちゃんとゆったりとした時間を過ごす。もう古希を迎える小生、社会に出て50年となる。これを契機に会社勤めを退いて、一日中竹之高地で遊んでいて良いだろうとこの頃つくづくと思う。
もう一つ、この小屋を利用して、春は山菜、夏秋は竹之高地で作った野菜を小屋の前に並べておけ
ば、訪れた人たちがもらってくれるのではないかと思う。山菜は美味しく食する期間が思ったより短く、ふきのとう、コゴミ、山うど等は2週間程度で5月中旬に旬が終わる。野菜は山の雪が融ける5月中旬以降に種まきをするから、早い物でも7月下旬からの収穫となる。竹之高地で採れた山菜・野菜は一味違うと皆が言ってくれている。その言葉が竹之高地で働く者の励みとなっているのは事実である。
いずれも新鮮なものが良いから朝早くに収穫したものをその日のうちに食してもらいたいが、多く並べても残った物の処理にも困る。そもそも山菜も野菜もそんなに採れるものではない。無人販売で少量を安く提供し、土・日曜日のみの販売とすればそんなに負担にはならない。これならできそうだと思う。時には店番をして訪れた人とお話すれば、もしかしたらまた来てくれることになり、竹之高地がもっと広まると思う。今年の春から販売できるように山の仲間にも声をかけてみよう。
竹之高地の現住民は1人であり、元住人も年老いてこの山に通ってくる人が毎年1人2人と減っている。小生もあと何年竹之高地に来れるかと考える日々である。
久しぶりの太陽
2023-02-04 積雪265cm
小屋の寒暖計が最低気温-6.5℃を示していた。今朝もおおまがりで氷が張り、タイヤが滑って登れず、再度の挑戦でなんとか登ってこれた。10時過ぎに来られた参拝者の車が滑り、立ち往生となってしまったが、後から来た人に助けられてなんとか竹之高地にたどり着いた。これからの季節は晴れた夜は放射冷却により気温が下がり、道路脇の雪が昼に融け、早朝に凍結するので、冷えた朝は気を付けないといけない。
今日は立春。春の気配を感じるものはないかと村の中を探してみたが見つからず。右の写真は、10年以上前のもの、撮影日は1月末、鯉の越冬施設の中、ふきのとうが芽を出して採りごろになっている。
昨日からの晴れが10時ころからだんだんと雲が出てきてお昼すぎから冷たいみぞれになった。早々に山をおりてきた。
今日は一日晴れ。今冬の小生の休日は雪か雨の日が多く一日晴れた休日はなかった。今日は気持ちの良い晴れやかな日となった。不動様には参拝者が多数訪れて、竹之高地の雪景色を堪能されていた。
昨日はみぞれから夜半に雪に変わり、今朝は10cm程の新雪があった。太陽が朝から眩しく、一面の雪を照らして、新雪は夕方にはほとんど融けた。太陽の力はすごい! 2月20日頃までは気温が平年より高めで推移し、雪も少なめとの予報が出ている。
小屋の前まで軽トラが入れるように今日も除雪に頑張ったが、雪は固く重く、開通せずに力尽きた。来週こそは軽トラを入れるぞ!
写真は 2023.02.05 9:00ころ撮影 不動社社務所前から撮影
今日は除雪車が来ず、駐車スペース半分以上を社務所守番が小型除雪機で懸命に除雪作業をしていた。写真手前は彼が除雪した。奥の軽トラの部分は除雪してないが、午後からはアスファルトが見えてきた。
今日から2月 まだまだ雪は降る
2023-02-01 積雪280cm
今日から2月となった。まだまだ雪は降りそうだが、寒波もちょっと一休みのようだ。竹之高地に向かったが200m程手前の急坂で道路一面に氷が張り、車がスリップして登らなかった。4WDに入れてなかったのに気がつかず大失敗。大曲(おおまがり)を過ぎれば水が流れているので凍る心配はない。だいぶ気温が上がり3日間で積雪が40cmも減った。小屋の寒暖計で最低気温-3℃、お昼には+3℃まで上昇、少し暖かさを感じた。社務所の屋根の雪が1週間ぶりに滑り落ちていた。社務所の玄関が埋まり、中に入れない守番が朝早くからスコップで小型除雪機を掘り出して、除雪を始めたところに小生が竹之高地についた。除雪機を出すのに1時間もかかったそうだ。お疲れ様です。
いつものごとく道路から小屋まで歩く幅だけ雪を払って一服、小屋の周りに先回残したところの雪が60cmで除雪しやすかった。気温も上がったせいか少々の汗をかいてしまったので又一服。少し除雪を始めたところに山の仲間が来たので錦鯉談義をして一服。除雪は進まないがちょうど良い休憩となった。
小屋前に軽トラが入れる分の除雪を1週間してなかったので、そこには100cmを超える雪が積もっていた。今日はここの除雪を少しでもと思いチャレンジしてみる。この量の雪だとスノーダンプでも1回では取りきれず、手間はかかるが2段掘りで排雪する。上からスノーダンプを縦にして雪に押し込み、豆腐を包丁で切るように四角に切れ目を入れ、雪を高さ50cmくらいを目安にスノーダンプを差し込み、ちょっとダンプの手元のバーを押し下げると雪が動く。手前にダンプを引っ張り50cm角の雪を取り出し運び排雪する。これを延々と繰り返す。除雪幅5mで2段掘りにすると20回運んで、50cm前に進む。上はサクサクとスノーダンプで切れ目を入れられたが、下半分は固く締まっていたためスノーダンプが刺さらない。角スコップを出してきて差し込み、切れ目を入れ、スノーダンプを足で思いっきり力を入れて差し込み、雪を動かして運び出す。降った雪は1-2日で除雪するのが楽で良い、1週間で1m積もった雪は下から固く締まってくる。掘るのが難儀になる。毎日こまめに除雪をすのが体に負担をかけず楽である。
上の写真は 2023.02.01 9:30ころ撮影
不動社社殿の屋根は急勾配のトタンなのだが雪が滑り落ちずにこの寒さでたまっている。今日は落ちる気配がなかった。
今週後半には節分、立春となり暦の上では春となる。2月上旬はそんなに雪が降り積もらない予報だ。
今日はお昼過ぎに山を降りて来た。ここ2-3日の暖かさで小生の軽トラの下回りについていた大量の氷が溶け、夕方には全て氷を落とすことができた。
下の写真は13年前の古いもの。数年前に取り壊した実家の屋根の雪下ろしで記念撮影 2009/01/18 AM9:00ころ撮影


