五箇山から竹之高地町側に降りていき、2つ目の三叉路(南蛮峠)から歩いて1時間30分の所に割れ石があります。
この割れ石にも弘法大師の伝説があります。
ある時、弘法大師が柿(柿町)から竹之高地のほうへ抜けようと歩いていた。川沿いを歩き大きな岩のところに着くころにはあたりは暗くなりこれ以上進むことができなくなってしまった。ここで野宿するしかないとあたりを見まわしたが休むところがなかった。そこで弘法大師は近くにある大きな岩を法力で真っ二つに割り、その割れ目で一夜を過ごした。
割れ石にはこの伝説の中で岩を割った際に弘法大師が書いたといわれている文字があります。