ほーきんと通信 №27

2016/05/01   №27-2016-山ウド

P4260509-2やまうど(ウコギ科タラノキ属 多年草)
『ウド』は山の雪解けとともに春を告げる竹之高地の代表的な山菜です。天然物は春先の南向き急斜面の雪消えの早いところから出初めます。先人が移植したのか、割と平らなところにも生えています。竹之高地では畑に種を播き2-3年後から収穫ができるのであちこちで栽培しています。この栽培ものは天然モノと味はほとんど変わりません。収穫時期をずらせるので、長期間若く新鮮なウドを楽しめます。
夏になると背丈が2m以上にも成長するので「ウドの大木」と言って、あまり良くないたとえに使われます。しかしこのウドを使った料理は実にバラエティに富み、人によって千差万別です。
 山で育った子どもならウドの料理が「おふくろの味」になるかも知れない。
 雪崩れや崖崩れがあった場所に生えるウドが最高である。ふかふかの崩れた土にウドの根が深く入って、手で土を掻き出すとスラリと伸びた真っ白いウドの幹(茎)が恥ずかしそうに白日のもとに晒され出てきます。これを鎌で根元からザクリと切り取ります。

 

2016年5月1日