2023.03.12 活動予定会議とそば打ち体験会
「竹之高地そばの会」の今年の作付予定会議が行われました。
令和5年の作付予定日と内容
7月初旬 町内有志による畑の耕転
7月28日(金) そば播種用溝きり
7月29日(土) そば種まき、ネット張り
8月11日(金) 中間管理(追肥、草取り、草刈り)
9月24日(日) はさ作り
10月7日(土) そば刈り取り
10月22日(日) そばの脱穀
11月4日(土) そばとうみ
11月12日(日) 新そば打ち体験
※新そば祭りはスタッフ高齢化と減少により開催せず、関係者のみの体験会とします。
会議の後、出席者でそば打ち体験会が行われました。昨年収穫のそば粉を使い、慣れない手つきでそば打ちを始めました。先生に手ほどきをしてもらい、こねて、延ばして、切るの作業を行いました。それぞれが打ったそばを自慢(?)して楽しんでいました。このそばを茹でて、皆で食して、自分で打ったそばは「うまい!」と感嘆して、満足気でした。
2023.03.15修正、投稿。
2023年 2月25日 不動様 百八灯
積雪225cm(昨年は直前の大雪で積雪は330cm)の竹之高地で不動様「春の大祭」の前夜祭・百八灯が行われました。
今年は例年より多い参列者で賑わいました。夕方6時から神事を行い、6時30分から修験者のお祓いを先頭に松明、ほら貝、参列者と続き開祖の碑までの300mの間、約30分をかけて、道の両側の雪穴に参列者がロウソクを灯していきました。開祖の碑で御礼のご祈祷を行い終了となりました。開祖の碑からの帰り道では灯したロウソクの灯りが雪穴から見える幻想的な雰囲気を目にした参加者から「すごく良い雰囲気」「何とも言えない情景」と感嘆の声が聞こえました。スタッフ一同も今年の百八灯の情景はすごくよかったと満足していました。社務所脇で甘酒の振る舞いがあり、参列者が冷えた手で暖かい甘酒の入った紙コップを持ち飲み干して、温まって三々五々帰っていかれました。
準備は午後から道路の雪の壁にスコップで等間隔で穴を開け、開祖の碑の周りにはロウソクが足りるかと思うほどの多数の穴を開けました。また、各自が思い思いの場所で雪穴を作って、楽しみながらの準備となりました。一日雪が降っていましたが、暗くなって不動様で神事が始まる前には、不動様のご加護があってか雪が止み、雲が切れて時々月が見えていました。百八灯が終わり参列者も帰り、片付け完了した途端に、雪が降りだし猛吹雪となりました。不思議なことに不動様の行事はいつも今日みたいに雪や雨が止み、行事がスムースに運ぶことが多々あります。
写真は2023.02.25 百八灯の様子を撮影
(上)写真 不動様より修験者を先頭に行列開始
(中上)写真 参列者が雪穴にロウソクを灯す
(中下)写真 開祖の碑で御礼の御祈祷、参列者の様子
(下)写真 開祖の碑の周り、雪穴に燈されたロウソクの灯り
2023.02.26 字句の間違い修正。写真説明追記
竹之高地不動社 護摩供養・修行
お護摩は密教独自の秘法であり本尊大日如来の教令転身である善導により、仏様の御心と私達の信じる心が一体となり、私達の心願成就に絶大な効果を発揮します。「護摩木」を焚くことで煩悩を焼き、心願を仏様にお伝えすることができます。
また、護摩供養で祈願・開眼した「護摩札」は不動明王の分身であり、常に私達をお守りくださいます。
竹之高地不動社は悪事災難を免れ吉祥招福を念じ、大難を小難に、小難を無難にへ転ずる「護摩焚き」ご祈祷を開催しております。貴方様の願い事、しっかり書いて護摩供養の炎で叶えてもらいましょう。
御護摩料は護摩木一本300円
御祈祷時に祈願名御芳名を天に届くように読み上げますので明確にご記入をお願いします。
護摩木には『祈願名 住所 氏名』を書き備え付けの「三方」に、御護摩料は「賽銭箱」にお納めをお願いします。
御獄教 山田吉夫先達様御祈祷
山田先達様は現在病気療養中ですので、御護摩焚き御祈祷は当分の間中止としています。山田先達様よりご寄稿がありましたので掲載させていただきます。
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竹之高地大日大聖不動明王三神切り下げ護摩法と正月(1/1~1/7[5日休])の米煎り・豆煎り三神護摩法を厳修させて頂いております。
切り下げとは和紙を独特な作法により一束54枚に切り、三束に作り上げて三神とします。密教では散杖棒の長さが決まっており、護摩木と切り下げの長さを散杖棒に合わせることが基本です。
竹之高地大日大聖不動明王三神切り下げ護摩法は護摩木と切り上げの間が短い為、不動明王様・行者・参拝者が三位一体となって厳修しなければ、いくら先達が竹之高地三神護摩法の御次第を駆使してもなかなかうまくいきません。
正月の米煎り・豆煎り三神護摩法は和紙の上に米・豆を入れて煎る作法で先達・行者・参拝者が三位一体となって、竹之高地大日大聖不動明王に向かっていかなければなかなか難しいことで、皆々様方と心を一つにして御祈念することこそが最も大切に思います。
人生の中で真剣に懸命に物事に臨むさまは、なかなか訪れないものです。
わずかな時間ですがそんな空間を体験してはいかがですか。
木曽御嶽行者 山田 吉夫
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山田先達様にはゆっくりと養生していただき、万全の体調で戻ってきて下さるようにお願い致します。(2023.02.05はらかずお)
山田先達様の名前を間違えていました。申し訳ございません訂正しました。(2023.02.15)
火渡り 令和4年10月9日(日)実施
修験者などが燃焼している炭火や火の上を渡り歩く儀礼。その火によって世の中の穢(けがれ)や罪を焼き尽くし、同時に彼らの崇拝する火炎に包まれた不動明王と一体化すると考えられている。燃焼力を獲得して霊的な力を発揮できる状態に到達した表現であるという。近年は修験者の儀礼後に、現世利益(げんぜりやく)を願う信者たちを歩かせるといった形態も少なくない。(コトバンクより引用)
御獄教 山田吉夫先達様御祈祷
山田先達様よりご寄稿がありましたので掲載させていただきます。
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令和4年10月9日(日)所定の神社内護摩祈祷に沢山のご参拝の方々においで頂きびっくりした思いが今も鮮明に記憶に残っております。竹之高地大日大聖不動明王・行者・参拝者方々三位一体に祈ることによって念(おも)いが届き一人一人の願いが叶うということでしょうか。
竹之高地不動明王の計り知れないご加護のもと、火渡神事に向かうことができました。火渡神事開始から火渡りまで、竹之高地大日大聖不動明王火渡法を駆使して火を鎮め、行者・お手伝い・参拝の方々の無病息災を祈念し真っ赤に焼いた鉄の刀を和紙に包み、火の中を無心一筋に立ち向かう事ができるなんて何と素晴らしいことでしょうか。
火渡神事も第2回目を行うことができました。村の方々を始め沢山のお手伝いの方々のおかげで無事成功させていただきました。この場をお借りして心から感謝申し上げます。
木曽御嶽行者 山田 吉夫
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山田先達様の名前を間違えていました。申し訳ございません訂正しました。(2023.02.15)
2022年2月23日(祝日) 不動様「百八灯」と よもぎひら温泉「雪花火」
積雪330cmの竹之高地で不動様の百八灯が3年ぶりに行われました。今回はよもぎひら温泉による「雪花火」と名づけた冬の花火大会と同時開催となりました。
百八灯は花火打ち上げ時間との都合により例年より1時間早く、薄暮れの中での点火となりました。神事のあと不動様から開祖の碑まで雪中にスコップで掘った穴にロウソクを灯していきました。コロナ禍の中での開催でしたので外部には連絡せず、関係者のみの連絡でしたが、たくさんの皆様から参加していただきました。
百八灯終了後、よもぎひら温泉主催の「雪花火」が行われた。高龍神社駐車場から不動社社務所までの間、百八灯と同じようにろうそくを灯して、道路案内をし、よもぎひら温泉旅館の宿泊客を迎え入れました。不動様と高龍様の中間地点で花火の打ち上げ場を設営、不動社社務所前駐車場を観覧席にしました。この日は天気がよく無風、打ち上げ時間には気温が-5℃まで下がり、寒かったがドラム缶で薪を燃やして暖をとりました。雪で白く覆われたところに上がった花火は余計なものに遮られずにとても綺麗でした。残念ながら私のコンパクトカメラでは花火を撮影できませんでした。(4枚目の写真中央に開き始めた花火が写る)
また来年もコラボできることを祈りつつ山をおりてきました。