2023-02-12 積雪225cm
朝起きて自宅周りで凍み渡りができたので期待して竹之高地に来たら、残念ながら雪が柔らかい。長靴で力を入れて踏み込むとズボッと潜ってしまう。小屋の寒暖計は-2℃(最低気温は-3℃)を示していた。積雪量を測って、一服。
今日も凍み渡りは期待できないので、養鯉池の様子見はかんじきを持っての出発となった。村を抜け山道に入ると長靴だけでは少々潜るのでかんじきを履いての山歩きとなった。沢の中の池で向こう側から沢を超えて雪崩が池の中まで流れ込んでいた。池の土手は大丈夫だろうかと思うも雪解けを待つしかない。他の池では沢の水をホースで引き込んだ場所だけ水面が見えて大丈夫そうだ。あわよくばふきのとうでもと期待したが昨日の場所と同じく雪が切れて土手が見えるような所はなく、春はまだ遠いと感じた。
昨日よりかんじきが潜らず歩きやすいので、この峯を登り南蛮峠近くの名もない山の頂を目指してみようと登り始めた。途中マンサクの木がたくさんあるのだが蕾はまだ固く閉ざしていた。山頂に着き快晴の青空と周囲の山を見て久しぶりの景観に少々感動した。休憩しているうちに近くの南蛮山まで足を伸ばしてみようと思い気合いを入れ直た。お日様が照りつけ、気温もだいぶ上がって雪面は柔らかくなり、かんじきが雪に潜ってきたが頑張るしかない。ペースを落としてゆっくりと山道づたいに登り五箇山(ごかやま)の切り通しを抜けると、長岡市内が一望できた。山の裾野から雪に覆われた長岡市街地が見えて、遠くに米山、弥彦山、その向こうに佐渡ヶ島まで見える。佐渡の高い山が白く雪がかぶっているのが分かる。反対側には猿倉岳(さるくらだけ)、枡形山、鋸山(のこぎりさん)が見えて、その向こうには三条の粟ヶ岳(あわがたけ:標高1292m)が一際白く輝いていた。快晴での雪山歩きは気持ちが良い。気分爽快、全てを忘れて開放感に浸っている。
(上)写真は2023.02.12 10:10ころ撮影 五箇山展望台より長岡市街地を望む。
(中)写真は2023.02.12 10:15ころ撮影 五箇山展望台より鋸山を望む。右に枡形山、左に鋸山、左端遠くに小さく粟ヶ岳が写っている。
五箇山の展望台にスノーモービルの軌跡があった。昨日来たみたいだがよくここまでこれたものだ。南蛮山(なんばんやま:標高548m)に到着。山の頂上で横枕方面から登ってきた人に出会った。スノーシューを履き雪山に慣れて、装備が万全だと感心した。横枕からここまで8km以上はあると思う。写真を1枚撮らせていただき、お互いに別方向に下山した。帰りは南風が強くなり、遠くの山はモヤがかかったように白くなり見えなくなった。かんじきはズボズボと埋まってペースは上がらず、ゆっくりとした下山になった。社務所脇に12時前に到着した。往復時間:3時間、歩行距離:8kmくらいかな。紫外線のせいか顔が赤くなった。
昼の気温は+9℃まで上昇。空に雲が出てきて昼食を食べ終わる頃には太陽が隠れて曇りとなった。午後から少々除雪をして山を下りた。
(下)写真は2023.02.12 10:30ころ撮影 南蛮山頂上にて、お名前を聞かぬまま分かれてしまった。