2023年 2月25日 不動様 百八灯
積雪225cm(昨年は直前の大雪で積雪は330cm)の竹之高地で不動様「春の大祭」の前夜祭・百八灯が行われました。
今年は例年より多い参列者で賑わいました。夕方6時から神事を行い、6時30分から修験者のお祓いを先頭に松明、ほら貝、参列者と続き開祖の碑までの300mの間、約30分をかけて、道の両側の雪穴に参列者がロウソクを灯していきました。開祖の碑で御礼のご祈祷を行い終了となりました。開祖の碑からの帰り道では灯したロウソクの灯りが雪穴から見える幻想的な雰囲気を目にした参加者から「すごく良い雰囲気」「何とも言えない情景」と感嘆の声が聞こえました。スタッフ一同も今年の百八灯の情景はすごくよかったと満足していました。社務所脇で甘酒の振る舞いがあり、参列者が冷えた手で暖かい甘酒の入った紙コップを持ち飲み干して、温まって三々五々帰っていかれました。
準備は午後から道路の雪の壁にスコップで等間隔で穴を開け、開祖の碑の周りにはロウソクが足りるかと思うほどの多数の穴を開けました。また、各自が思い思いの場所で雪穴を作って、楽しみながらの準備となりました。一日雪が降っていましたが、暗くなって不動様で神事が始まる前には、不動様のご加護があってか雪が止み、雲が切れて時々月が見えていました。百八灯が終わり参列者も帰り、片付け完了した途端に、雪が降りだし猛吹雪となりました。不思議なことに不動様の行事はいつも今日みたいに雪や雨が止み、行事がスムースに運ぶことが多々あります。
写真は2023.02.25 百八灯の様子を撮影
(上)写真 不動様より修験者を先頭に行列開始
(中上)写真 参列者が雪穴にロウソクを灯す
(中下)写真 開祖の碑で御礼の御祈祷、参列者の様子
(下)写真 開祖の碑の周り、雪穴に燈されたロウソクの灯り
2023.02.26 字句の間違い修正。写真説明追記