管理人の山歩き

サイト管理人のブログです。

 見慣れた山野草、飛び交う虫、時には目の前に突然現れる動物たちが迎えてくれる。ふるさと竹之高地が好きで、還暦になっても山歩きをしています。特に春山を好んで歩いています。
 その昔、この地でも雪割り草が咲いていたと聞き、早春の山歩きを始めました。いまだにこの地で見たことのない雪割草を求めて春山を歩いています。

早春の一日

2023-04-02 積雪85cm

 朝、竹之高地に着くと積雪量が昨日より一段と減った感じがした。測ってみると1日で10cm減っていた。

 朝から仲間が来て雪が一気に少なくなったと茶飲み話をして、一服。「桜平」脇で熊の足跡発見との話が有り、この暖かさでクマが冬眠から目覚めたみたいだ。これから山に入るときは注意が必要だ。

 彼らと別れてから隣人が元屋敷への道を邪魔している倒木を始末する作業をするというので、チェーンソーを持って手伝いに行く。直径20cmの木を5本切り倒して、こま切れにして片付けた。1時間ほどで作業が終わり、2人で一服していると、朝から山菜採りに入った元住人達が戻ってきて、山菜談義に花が咲く。今日の収穫は「アツキナ」「ノノバ」が少量づつであったと聞く。今年は暖かいため、雪が解けた端から次々に山菜が出る。そして成長も早く一気に伸びてしまい、食べごろのものがなかなか見つからないといっていた。でも彼らが採ってきたものを見せてもらったら美味しそうなものばかりが袋の中に詰まっていた。そこへミニパトで蓬平の駐在さん(おまわりさん)が「新任の挨拶です」と訪ねてきた。体のガッシリとした人で、頼もしく見えた。皆でご苦労様、よろしくと返事して別れた。いつの間にかお昼近くになったので散会した。

 昨日の白花カタクリが今日は開くだろうと思いつつも、西山のカタクリを見に行こうとお昼前に出かけた。雪上を長靴で歩くがいくらも潜らず、歩きやすかった。途中こぶしの花がきれいに咲いていた。先日咲き始めを見ているが今日はまだ5分咲き程度だ。農道の端の雪が解けたところにはカタクリが少々咲き始めていた。下に降りてカタクリが群生している場所に着いたが、日当たりの良いところは花が終わり、雪が解けたばっかりのところは芽が出ている状態。全体に花が咲いているのは見れなかった。でも白花カタクリは3株見つけてデジカメに収めてきた。今日のカタクリは花びらに薄くピンク色が見える、純白の花はなかった。白花の脇に大輪で濃い紫色のカタクリを見つけ、比べて見入って一服。落ち着いたらお腹が「グー」となったので帰途に着いた。

 早春を満喫できた一日となった。

 

 

・写真1 2023-04-02  10:30頃 撮影 元住人たちと

・写真2 2023-04-02  13:20頃 撮影 カタクリの花

・写真3 2023-04-02  12:50頃 撮影 白花カタクリ、脇に小さなエンレイソウが花をつけている

・写真4 2023-04-02  13:40頃 撮影 こぶしの花

・写真5 2023-04-02  13:50頃 撮影 村の中ほど、中央に旧小学校

・写真6 2023-04-02  13:30頃 撮影 西山より枡形山を望む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年4月2日

積雪1mを切る

2023.04.01 積雪95cm 

 今朝、竹之高地に行ってびっくり、雪が少ない。昨年の4月2日の積雪は135cmであった事を考えれば、今年は昨年より10日間程度雪解けが早い。気温は朝9時に10℃を超えて、暖かく南風がそよ吹く程度、空は青く晴れ渡っていた。梅の花が5分咲、山桜は6分咲、木々の芽吹きが少しづつ見れて、春を感じる季節となった。

 さっそく散策を始め、まずはゴーゴーと雪解け水が流れ落ちる不動滝にしばし見とれていた。振り返ってフキロ沢を見れば地肌にいつの間にか草木が生え緑色になっている。ブナの芽吹きはもうちょっと先のようだ。桜(ソメイヨシノ)の蕾は膨らみ、来週には開花するような気候だ。小屋から遠くないところでも「アツキナ」が採れるかと山に出かけた。アツキナは「フキロ沢」とか「アツキナッピラ」に行かないと出ていないみたいで近くではまだ早かった。でも山野草の花を見ることができた。「カタクリ」「オオバキスミレ」「キクザキイチゲ」「カントウたんぽぽ」等々早春の花が咲き始めた。デジカメで写真を撮りつつ春を感じる。紫色のカタクリの花の脇に白花カタクリの蕾を見つけて喜び、ここで見とれて一服。春の柔らかな陽光とそよ吹く南風で至福の時を過ごした。山の畑脇のふきのとうを少しいただき、帰ってきた。

 小屋で休んでいると客人が来て庭先から山を見て「春が来た」と話をした。ふと庭先に目をやると先週残しておいたふきのとうがない!ここ2-3日のうちに全部盗られた。先日の畑の脇といい、今度は人の庭先で盗っていくとは・・・もう呆れ果てた。

・上写真 2023.04.01 12:50頃 撮影 村中ほどからフキロ沢を望む

・中上写真 2023.04.01 10:30頃 撮影 今年初めてのカタクリの花

・中下写真 2023.04.01 10:40頃 撮影 オオバキスミレ

・下写真 2023.04.01 11:50頃 撮影 キクザキイチゲ 

 花のすぐ脇に「木の芽(アケビのツルの新芽)」が出ていた。徐々に春の山菜が芽を吹き始める季節となった。昨年より10日間程度早い。4月20日ごろには雪がなくなり、GWの連休には山の畑仕事が出来そうだ。

 

 2023.04.01  21:00 加筆、修正

 

 

 

2023年4月1日

積雪量減少

2023.03.25 積雪120cm 

 ここ1週間の暖かさで積雪量が一気に減った。この様子だと4月中には東山農園には車で行けそうだ。日当たりが悪いところではまだ雪が多く残り、山道の1周は無理だと思う。

3月15日 積雪170cm

3月18日 積雪167cm

3月19日 積雪163cm

3月21日 積雪150cm

3月25日 積雪120cm

 

 今日の竹之高地は曇り、お昼前後に小雨がパラつくあいにくの天気であった。午後からは曇り空の向こうにうっすらと太陽が見え始め、雨も止んだ。ふきのとうを探しに山の畑に行ってみたがまだまだ雪が多く、ふきのとうも少量しか収穫できず、今晩の我が家のおかずになる程度の収穫量であった。農道には雪が2mもあるようだった。今季は1m位のドカ雪が3回ほど降った。それも重たい雪であったためか木が折れて道をふさいでいる。午後にこの折れた木をどけるため、チェーンソーを持って再び山道へ出かけた。幹の直径20cm程のくるみの木を3本切り倒して、短く切り、雪が解ければ車が通れるように道脇に積み上げておいた。切り倒した木は芽吹きが始まっていて、きのこのホダギにはできないので、車が来れるようになったら、邪魔にならない場所に移動しようと考えた。今日はこの山道の倒木を始末したがあと2つの山道も倒木がある。4月中頃まで雪があるうちに倒木を片付けなければならない。個人の畑、養鯉池の引き込み道路であるため自分がやるしかないのだ。この時期は他にやることがないから晴れ間を狙って頑張ろう。今年の雪はいたるところに倒木、折れた木が有り、農道をふさいでいる。5月初旬までかかるがみんなで農道整備をするしかない。

 帰り道に山桜が咲いていた。仲間が「アツキナ」の初物を採ってきた。ごく少量だが分けてもらった。今晩お浸しで小皿ひとつ分(自分が食べる分量)にはなりそうだ。ごちそうさまです。まだ3月、雪解けが早そうだ。GWには雪が無いかも・・・。

 

 ・上写真 2023.03.25 8:30頃 撮影 雪解け水が流れ落ちる不動滝

 ・中写真 2023.03.25 15:00頃 撮影 ムラ中ほどからフキロ沢を望む 

 ・下写真 2023.03.25 15:30頃 撮影 山桜開花

 

2023年3月25日

昨年より雪が少ない

2023.03.15 積雪170cm 

 昨年の3月12日の積雪235cm、3月20日の積雪180cmに比べると今年は雪が少ない。竹之高地で畑や鯉を飼育している人たちも去年に比べて今年の雪は少ないと一様に言っている。昨年の写真を見直すと10日~2週間は雪解けが早いように感じる。気象庁の長期予報でもこの春は例年に比べ暖かいと言っている。だが、竹之高地はまだまだ雪の中である。とは言うものの、実家の屋敷跡の椿の花が数輪開き始め、竹之高地入り口の急斜面ではキクザキイチゲも10数個の花が咲いていた。確実に春が来ている。

 快晴の朝、小屋の寒暖計は最低気温-1℃であったので山に登ろうと、かんじきも持たずに出かけた。考えが甘かった。日陰は長靴があんまり潜らず、日当たりの良いところはズボズボと潜る。山登りを諦め、カタクリを探して、竹之高地で一番早く咲く場所に行ってみたが、やっと急斜面の雪が落ちたみたいで茶色く土が出たばっかりで、何もない。昨年は4月9日に咲いているのを確認した場所なので今年は3月末になりそうだ。諦めて戻って来た。小屋の前に椅子を持ち出し、日向ぼっこして、まどろんでいた。昼から実家の屋敷跡の庭先をちょっと除雪して竹之高地をあとにした。

・上写真 2023.03.15 9:15頃 撮影 不動社

・中写真 2023.03.15 12:10頃 撮影 村の中ほど

・下写真 2023.03.15 13:10頃 撮影 実家 椿の花開き始める

 

 

 

 

 

 

2023年3月15日

山菜盗り現る

2023-03-11 積雪195cm

 朝、竹之高地での観測、積雪195cm、気温+3℃、晴れ、風なし、日差しが柔らかく暖かく感じた。不動滝を覗くと朝なのに水量が多く、ゴーゴーと流れ落ちていた。夕方には雪解けの水が増し、白濁して轟音となっていた。

 早春の暖かな天候に誘われて、竹之高地を多くの人が訪れていた。道端に車を止めて、雪の切れたところを覗いてふきのとうを探している人もいた。小生もふきのとうを採ろうと自分の畑に向かうと、すでに一人の男が雪の切れ目を覗いてふきのとうを「盗って」いた。夏に草を刈り、肥料を施して、大事に世話をしている春一番の楽しみのふきのとうを採っていた。聞けば竹之高地の原さんの知り合いですと答えたが、屋号も答えられず、ここが畑だとは知らなかったと言い謝罪もない。怒り心頭。竹之高地で田畑、養鯉池の周りは草を何回も刈り、いろんな山菜を育てている。それを荒地だといって山菜を採って行く人が多い。ふきのとうは春から秋まで草を3回ほど定期的に刈り、刈った草を肥料として与えて始めて増えてくる。草ボウボウにしておけば2-3年で激減していずれ生えなくなる。小生が小さい頃は田んぼの畦とかいたるところにふきのとうが芽を出したが、現在は限られた場所にしか生育していない。ふきのとうを引っ張り取る人も見かけるが、ふきのとうの地下茎は浅く引き抜くとこの地下茎ごと抜かれて、そこは枯れてしまう。鎌でそっと切り採り、地下茎をいじめない。それと山菜を見つけると全て採ってしまう人がいるがこれもダメだ。他の植物と同じで春の新芽を取ったら、その時点で死滅し来年は生えてこないのだから。山菜はそれぞれ採り方があるので注意することが大切である。竹之高地では山菜採りを禁止していないが、それらを世話して春の楽しみにしている人が多くいる。(山菜を激減させないためにも)余りにもルールを乱すと「山菜採り禁止」にせざるを得ない。これを書いていてもまだ怒りは収まらない。

①山菜は一株から全部取らない。せめて3本は残すこと。

②それぞれの山菜の採り方を教えてもらうこと。

③竹之高地の原さんの知人であったらその人と一緒に来て、採って良い場所で採ること。

 最低でも上記の3点を守ってもらい、楽しく山菜とりをしてほしい。

 竹之高地で活動する人も小生もまだまだ楽しみたい。

 

・上写真 2023.03.11 8:40頃 撮影 不動滝

・下写真 2023.03.11 10:40頃 撮影 上左寄りに枡形山(ブナ林で焦げ茶色に見える)

 

 今日はかんじきウオークで山の養鯉池の水確認に行った時、イノシシ調査の猟友会の人達と出会った様子と「ホーキント」が出ていた報告をしたかったが・・・。

 

 

2023年3月11日