今冬の雪 2022

2022-04-16 積雪10cm(残雪少々有り)

今冬の大雪の記録をまとめてみました。

11/27初雪はすぐに融けたが、12/15ころ根雪となり、12/31には100cmを超えて、1月末から2月末まで冬型の気圧配置が続き雪は降り積もり、2/22には350cmの最深積雪となった。3月に入り天候が回復し徐々に積雪が減って、3月下旬から4月初旬にかけて気温が上昇し一気に雪融けが進み、ついに4/16積雪10cmとなった。(積雪量は竹之高地の屋敷跡地で観測)

今冬の雪との戦い(半分は楽しみ)が始まったのは12/26からであった。毎週土日はほとんど竹之高地の実家跡地に建てた農機具小屋周りの雪ほり(除雪作業)をしていた。1週間で60センチ新たに積もり、これをスノーダンプで小屋裏の川まで運び、排雪した。1日で歩数計は15,000歩を示す。最大は27,000歩であった。スノーダンプで雪を運ぶと結構いい運動になる。気温が氷点下でも汗がにじんでくる。人は「雪なんか春になれば消えるのに、何無理してがーや」というが、冬でも体を動かさないと春の山菜採り、夏の草刈りの体力が保てないと思い雪ほりをしている。年齢を重ねたら街中で遊ぶことが苦手になった自分は、山で楽しむことを見つけたと思う。(そこに山があるから・・・)

12月から4月までの5ヶ月間、雪は家も畑も山も白く柔らかく包んで全てを隠して、山での苦労を毎年リフレッシュしてくれる。雪が融けてなくなれば暖かい春が来る、また山で遊ぶ(楽しむ)ことが出来ると思う。

昭和40年代までは当たり前のように4mの積雪があったのに、今は3mも積もれば大雪だと人は言う。子供の頃は2階から出入りしたり、一晩で1mを超える新雪があったり、屋根の雪降ろしは1週間に2-3回したり、とあまり良い思い出は残っていない。現在は道路が広くなり、新雪が20cmも降れば除雪機が出動し、竹之高地の「ともぞう」さん跡地まで入り、車でいつでも来れる。便利になったが住人がいなくなって静かになった村にも雪がなくなり、待ちに待った春が来ました。さあーて山で何して遊ぼうか。

 

2021/11/27 初雪 5cm 翌日には融けた

2021/12/05 2度目の雪 5cm 軽トラで山道を行く【写真1】

2021/12/19 積雪 50cm 雪ほり

2021/12/26 積雪 60cm 雪ほり

2021/12/30 積雪 90cm 雪下の大根掘り【写真2】

2021/12/31 積雪 140cm 雪ほり、元住人の孫が初めてのかまくら作り【写真3】

2022/01/01 積雪 120cm 雪ほり、不動様初詣

2022/01/02 積雪 130cm 雪ほり、むらの中より【写真4】

2022/01/16 積雪 150cm 雪ほり、不動様境内【写真5】

2022/01/22 積雪 150cm 雪ほり,社務所前広場除雪車【写真6】

2022/01/30 積雪 190cm 小屋前除雪【写真7】

2022/02/06 積雪 280cm 雪ほり、人と雪【写真8】

2022/02/23 積雪 330cm 百八灯、花火【写真9、10】

2022/02/26 積雪 300cm 雪ほり、桝形山【写真11】

2022/02/27 積雪 275cm 雪ほり

2022/03/05 積雪 245cm 木の枝おろし

2022/03/06 積雪 255cm 木の枝おろし

2022/03/12 積雪 235cm 木の枝おろし

2022/03/20 積雪 180cm 木の枝おろし

2022/04/02 積雪 135cm 木の枝おろし

2022/04/10 積雪 60cm ふきのとう探し、桝形山【写真12】

 気が付けば樹木の芽吹きが始まっている。雪に閉ざされた冬から解放された植物の力強さを感じる季節となりました。カモシカが冬毛の灰色から茶色に変わり始めを今年も山のいたるところで見られ、山鳥もトコトコと林の中を歩いている。ただ残念なことに、里から戻ってきたイノシシが山のいたるところで土をほじくり返している。畑を耕せば土の中からカエルが飛び出してくる。生き物たちも活発に動き始めた。

 竹之高地の山道は除雪中でまだ雪が残り、車では山には入れない。桜(ソメイヨシノ)が4/16に開花していて、ようやく春を感じる季節となりました。早春の晴れた日の心地よい風を受けて山を散策してみましょう。

 

 

 

 

2022年4月16日