玉サバの飼育奮闘記 2022

2022-11-30 玉サバ育成

  過疎化で住人がいなくなり、自分たちが生まれ育ったここ竹之高地で、遊び(趣味)を求めて玉サバを育て初めて4年が過ぎました。春から育てた玉サバを販売、地区の錦鯉即売会で高評価を頂きほぼ完売しました。昨年・一昨年の即売会でお客様のいろいろな声をいただき、反省・課題を踏まえて今年の育成を考えています。妄想しているだけでも楽しい今日このごろです。ただ、趣味の域を出ていません。収支は大赤字です。餌代で売上金は消えてしまい、池の整備費等は全く稼げず、越冬施設の整備は論外です。

 今年は5月の産卵から育成をし、9月末に池上げを行い、個々の体形が良く喜びましたが、夏に産卵した稚魚が小さすぎて、販売できない個体が出てしまいました。来年の課題とします。即売会を控えて果たしてお客様から見ていただけるのかなと危惧したが、会場では高評価をいただき、当才・二才・三才で合わせて500匹ほど販売できました。喜び感謝です。現状は地区の錦鯉即売会(例年10月10日頃から11月3日までの土曜・日曜)の会場のみで販売しています。ネット販売も考えていますがいつになることやら・・・

 来年はもっと良い玉サバを育成しようと雪が降るまでは、山の野池の片付け整備を行います。私はまだ会社勤めのため土日しか山の作業ができません。でも歳老いてもこの竹之高地で趣味(遊ぶ)ができるようにと思い、玉サバを育てて頑張ります。目標は「竹之高地 玉サバ」といわれるものを作る・育てることです。

理想:

水槽の中をゆったりと泳ぐ玉サバを作りたい。ひれがきれいに開き、ある程度長く、体高があり、おなかが玉のようにふっくらとし、透き通るような白地に明るい赤で模様が腹下まで届くような玉サバ。

目標:

1.昔ながらの、尾びれが長く、ゆったりと泳ぐ玉サバ。

2.尾びれ・胸びれの骨部分に赤色が筋のように入り、手足を広げると赤と白のコントラストが美しい玉サバ(二年前に数匹出たが秋に上がらずじまいでした)。

3.緋模様が「かのこ」の玉サバ。

4.桜色した緋模様の玉サバ。

5.錦鯉の三色のように墨ががっちりと入った玉サバ。

6.尾びれ・背びれ・胸びれが黒く、緋模様が透き通った赤の玉サバ。

元来欲張りだからいろんな玉サバを作ってみたい。

 大きな玉サバが300万円で売れたと聞き、それに近いものを見せてもらったが、私の趣味の域ではないと思った。大きすぎて水槽で飼うとなると1匹だけしか入れられず、可哀想に思えた。

 1円玉くらいの小さな玉サバがかわいく見えて、育てる楽しみがある。こう思うのは私だけであろうか。

生産地:新潟県長岡市竹之高地町

育成品:玉サバ、少々の当才鯉

販売時期:10月

 

 玉サバの写真がなく、鯉の稚魚選別状況写真です。この日は新潟市から2名見学者が訪れ、鯉の稚魚の池揚げ、選別を見て、楽しんで頂き、帰りに選別外の稚魚をお持ち帰りいただきました。

 

 

2022年11月30日