山菜盗り現る

2023-03-11 積雪195cm

 朝、竹之高地での観測、積雪195cm、気温+3℃、晴れ、風なし、日差しが柔らかく暖かく感じた。不動滝を覗くと朝なのに水量が多く、ゴーゴーと流れ落ちていた。夕方には雪解けの水が増し、白濁して轟音となっていた。

 早春の暖かな天候に誘われて、竹之高地を多くの人が訪れていた。道端に車を止めて、雪の切れたところを覗いてふきのとうを探している人もいた。小生もふきのとうを採ろうと自分の畑に向かうと、すでに一人の男が雪の切れ目を覗いてふきのとうを「盗って」いた。夏に草を刈り、肥料を施して、大事に世話をしている春一番の楽しみのふきのとうを採っていた。聞けば竹之高地の原さんの知り合いですと答えたが、屋号も答えられず、ここが畑だとは知らなかったと言い謝罪もない。怒り心頭。竹之高地で田畑、養鯉池の周りは草を何回も刈り、いろんな山菜を育てている。それを荒地だといって山菜を採って行く人が多い。ふきのとうは春から秋まで草を3回ほど定期的に刈り、刈った草を肥料として与えて始めて増えてくる。草ボウボウにしておけば2-3年で激減していずれ生えなくなる。小生が小さい頃は田んぼの畦とかいたるところにふきのとうが芽を出したが、現在は限られた場所にしか生育していない。ふきのとうを引っ張り取る人も見かけるが、ふきのとうの地下茎は浅く引き抜くとこの地下茎ごと抜かれて、そこは枯れてしまう。鎌でそっと切り採り、地下茎をいじめない。それと山菜を見つけると全て採ってしまう人がいるがこれもダメだ。他の植物と同じで春の新芽を取ったら、その時点で死滅し来年は生えてこないのだから。山菜はそれぞれ採り方があるので注意することが大切である。竹之高地では山菜採りを禁止していないが、それらを世話して春の楽しみにしている人が多くいる。(山菜を激減させないためにも)余りにもルールを乱すと「山菜採り禁止」にせざるを得ない。これを書いていてもまだ怒りは収まらない。

①山菜は一株から全部取らない。せめて3本は残すこと。

②それぞれの山菜の採り方を教えてもらうこと。

③竹之高地の原さんの知人であったらその人と一緒に来て、採って良い場所で採ること。

 最低でも上記の3点を守ってもらい、楽しく山菜とりをしてほしい。

 竹之高地で活動する人も小生もまだまだ楽しみたい。

 

・上写真 2023.03.11 8:40頃 撮影 不動滝

・下写真 2023.03.11 10:40頃 撮影 上左寄りに枡形山(ブナ林で焦げ茶色に見える)

 

 今日はかんじきウオークで山の養鯉池の水確認に行った時、イノシシ調査の猟友会の人達と出会った様子と「ホーキント」が出ていた報告をしたかったが・・・。

 

 

2023年3月11日