暑い5月でした

2019年 6月1日  竹之高地の5月 

ローッパ(タニウツギ)の白花

 竹之高地は四方山に囲まれ、東西2.5km、南北2kmで、9割以上が山林・雑木林の小さな村です。

 昭和初期から30年代までは60軒ほどの家があったが、現在は作業小屋等も含めて18棟ほどの建物が残っています。住人は1人ですが、適度に訪れ宿泊する家は4軒で、他に不動社と社務所と廃校になった小学校があります。

 家屋が年々減少している中、私の実家も先日取り壊しました。見通しがよくなり、村の奥から不動社と一本杉が見えるようになりました。何か寂しい感もあります。 

 今年は異常気象の影響か冬の雪が少なく、5月は雨が降らなくて、晴天が続き、いきなり夏のような暑さとなりました。でも朝晩は涼しく10℃を下回る日もありました。ローッパの花が例年より早く咲きました。今日もまだ咲いているところもあります。この花が咲くころには田家が始まり、池の錦鯉の産卵時期と昔から言われています。今年の田植えは5月中旬に終わりこの暖かさで生育も順調なようです。、錦鯉は卵から孵化して5mm~1㎝程度になった稚魚が50~100坪程度の池に数万匹泳いでいます、2~3回の選別(間引き)をして50~100匹程度に選別して、10月初めには池から揚げると体長18㎝ほどに成長しています。

 草木が濃い緑色になり、春の山菜も大きく成長して、ウドは大木になってきました。今はホオキとミズを採る人が山に入り両手に抱えてニコニコ顔で降りてきます。ただこの時期は蛇がたくさん出てきます、マムシとヤマカガシには十分注意してください。(昔に比べてマムシは増えています)

 春先は山道でクマと遭遇した人もいたのですが、私は先日の早朝日の出前、山道でヤマドリのオスと5年ぶりに出会い、「オーッ」と声を上げてしまい、すぐに草むらに逃げられました。またクマやヤマドリの他にもキツネ、タヌキ、カワセミ、フクロウ等々山にはいろんな動物がいます。

 

 

2019年6月1日