小屋前の除雪完了

2023-02-18 積雪225cm

 今朝、竹之高地に着いたときの気温は+2℃、お昼には+12℃まで上がり暖かい日であった。

 午前は晴れていたが、昼休憩中に雨が降りだした。それでも小屋の前の除雪をひと区切りつけようと夕方まで頑張り、15日と今日で小生の目標は達成した。先日掘ったのはある程度柔らかな雪だったが今日は本当に硬かった。雪に切り込みを入れるのに朝から角スコップでやったから腕と肩が痛い。おまけに雨は降り止まずカッパを着ての作業だったので汗ビッショリとなった。

 午前中は天気がよく暖かく、入れ代わり立ち代わりに仲間がお茶話をしに訪ねてきてくれた。訪ねて来た口の悪い仲間は「こっげ早からべと(土)出してどうするが―や、まだ2月だぞ」と冗談半分で叱咤激励してくれた。「ありがとう」と活力を頂いた。もうこの先そんなに多くの雪は降らないだろう。写真奥の一番雪のあるところは285cmもあった。スノーダンプが小さく見える。

 写真は2023.02.18 15:30頃 撮影 小屋の前の除雪が終わった。

 来週25日(土)は不動様の百八灯だ。

 再来週は3月となる。いよいよ春となり、ホーキント(ふきのとう)を探し、カタクリを見つけに山歩きをする季節が来る。

 

 

 

2023年2月18日

凍み渡りで山に登りたい

早春の山歩き 凍み渡り(今年はまだチャンスなし)

「凍み渡り=しみわたり」 初雪が降ってからというもの、数えるほどしか青空を見ることは無く、 厚い雲と深い雪に閉じ込められる竹之高地の冬ですが、3月になって寒さが緩み、雪の表面がざらめのようになるこの季節、よく晴れた厳寒の朝、放射冷却でざらめ雪の表面が氷結し固まる。 陽が高くなり暖かくなるまでの数時間だけだが。 大人でも潜らず、どこでも歩け、飛び跳ねても潜らず、 雪がカチカチに固まる(締まる)。この状態の雪上を歩くことを「凍み渡り」という。雪国の春の風物詩だ。

桜平より大フキロ沢、丸山、大峰山を望む  2018.03.04撮影

 凍み渡りは冬の間なまった体を鍛え直すため、春の畑・池の作業の準備に雪上を歩き、体力つくりの一貫と考えている。今年は久しぶりに凍み渡りで山に登りたいがまだ早い。ここ4年間は仕事、個人的な都合等々の事情により凍み渡りで山に登ることができず、過去に行った時のことを思い出し書いてみた。凍み渡りの良いところは夏山よりストレートに山に登ることができ、時間はかからず、低木・若木が雪の下に埋もれているので、ルートが限られてないから、自由にその場でルートが選べる。ただし、里山といっても春山で雪上を歩くので危険な場所(雪庇、雪崩、滑落等)はたくさんある。雪山に限らず、山歩きは全て自己責任であることを肝に銘じてほしい。

 

【初心者コース】 家族と桜平(さくらだいら)にゆく 2018年3月4日 晴れ

「桜平」山頂の変形木  2018.03.04撮影

「マンサク」の花 全開で1cmくらいの黄花

 (2018.03.04「春の山歩き」にも掲載、今回は視点を変えて書く)前の日から準備、明日は早く山に行くぞと早く寝た。朝起きて家族を急き立て、6時半出発予定が7時を過ぎてから竹之高地に向かった。風はなく快晴の良い日となった。カチンコチンの凍みた状態ではなかったが、8時過ぎに桜平を目指して社務所から登り始めた。小生が先頭を歩いて雪の割れ目を避けて後ろを振り返ると、妻がもう休んでいた。運動不足の主婦にはきついか、そこへ行くと子供たちは元気についてくる、さすが我が子と思った。ペースを落として登り、東山農園あたりから春の暖かなお日様に照らされ雪は緩み始め長靴が雪に潜り始めた。登り始めて30分が経ったころから妻はだいぶ遅れている。声をかけに戻って、様子を見たが限度みたいなので、飲料水を渡して、南方が開けている平らな場所で待っているように伝え、おいていくことにした。子供のところに戻って見れば、マンサクの黄色い花を見つけて写真撮影をしていた。マンサクは桜平の山頂より8合目から9合目あたりでよく見れる。

 雪上1時間で頂に到着。山頂からは見晴らしが良くなった。東に枡形山(ますがたやま)のブナ林が見え、南東方向に猿倉岳(さるくらだけ)、南は遠くにうっすらと越後三山が眺望できる。南西側には竹之高地で一番急勾配のフキロ沢が見えてその山頂に丸山(竹之高地での通称)、峰続きで大峰山(おおみねさん)が見える。北西には五箇山(ごかやま)が見える。桜平は周りの山より標高が低いため、長岡市内も蓬平も、竹之高地集落も見ることができない。山頂は冬期間風が強いため、曲がった樹木が多く、2本が絡み合ったものや水平に曲がったものもある。山はも鬱蒼とした雑木林となっている。ここ桜平はこの時期の雪上で凍み渡りで訪れるのが最高だと思う。

 1時間程山々を眺め、休憩して下山をした。途中マンサクを見て、元気を取り戻した妻と合流して、ふきのとうを探しながらゆっくりと下り、社務所脇の駐車場まで来た。11時を過ぎていた。今日は3時間の散策であった。ちなみにふきのとうが5個(初物)採れた。今晩のおかず、春の香りがしてきた。

 

【中級者コース】 大峰山に登る 2018年3月11日  晴れ

 (2018.03.11「春の山歩き2」にも掲載、今回は視点を変えて書く)7時20分不動様にお参りして、一本杉の脇から杉林の中を登っていく。カメラを1台は首から下げて、もう1台小さなデジカメをポケットに入れて、リュックの脇ポケットにペットボトルを2本、後ろポケットにはサンドイッチとアンパンを入れて、かんじきをぶら下げて、手にはストックを持つ。帽子と手袋とヤッケはリュックの中にいれ、首にはタオルを巻いて、いつも履きなれた長靴でのいでたちである。

 不動様から杉林を抜けるまで約150mで45°くらいの急傾斜面を登り、昔の田んぼまで一気に登ると息が切れる。とりあえず一回目のお茶タイムとなる。そこから緩やかな上り坂を歩く、200mも行くとマンサクの花が満開であった。この大峰山

(大フキロ沢の上)丸山より桜平、枡形山を望む  2018.03.11撮影

ルートは山頂までいたるところにマンサクの黄色の小さなを見つけることができる。雪面は先週とは違いカチンコチンである。先ほどの急斜面とは違い足取りも軽くなり、周りを見る余裕が出てきた。東に桜平、枡形山、猿倉岳、南に山古志・虫亀の向こうに越後三山、金倉山(かなぐらさん)、北に鋸山(のこぎりやま)が見えてくる。竹之高地集落は見つけることが難しい。丸山頂上近くなると右側は急な崖・大フキロ沢(通称)となり、雪面の先まで出ると雪庇となっていて危険、注意が必要だ。端っこには絶対に近寄らないこと!

 丸山から大峰山まで峯づたいに歩くが両脇とも断崖絶壁が続く、最大の難所である。大峰山まで来ると西側も眺望が良くなり、遠くに米山、弥彦山、運がよけれだ日本海、佐渡島まで見える。又、大峰山の南側の崖下に200mほど降りたところにその昔、村松城の狼煙(のろし)砦があったとされる。小生が若かりし頃に2度ばかり見学に行った。杉林に囲われ石垣があり、湧水もあったと記憶している。村松城は大峰山の西側の村松町にあり、頂上との中間ぐらいの標高に位置している。大峰山に登るのに村松からのルートと小生が登る竹之高地側からのルートがある。村松からは急斜面の連続で標高差700mを一気に登る。雪解けを待って、5月中旬以降の時期が良さそうだ。

 不動様から1時間の行程で山頂到着、天気もほどよく気持ちよく登れた。早朝に雪が舞ったので、途中動物の足跡を見つけてヤマドリ、うさぎ、イタチがつい先ほどここを通ったのだと周りをキョロキョロ見たが本体は見ることができなかった。

 今日は先客がいた。無線愛好家で、ここでは電波の状態がよくいろんなところの人と話ができるそうだ。しばしお話をして、山を降りた。先週と同じ3時間の凍み渡りとなり、かんじきも不要だった。

 過去の投稿も覗いてみよう。この年は次の週の3月18日は南蛮山(なんばんやま)に凍み渡りで登っている。休みと凍み渡りができるタイミングが良かった年だった。

 

 写真は大峰山から西側をパノラマ撮影 左に米山、右に弥彦山を撮ったつもりだが、うっすらとしてよく見えない、肉眼では見えていた。

 

 

 

 

 

 今年は待ちきれず、天気の良かった2月12日にかんじきで南蛮山に登ってきました。でもかんじきは疲れる、凍み渡りが良い。

 

 

2023年2月15日

小屋前の除雪

2023-02-15 積雪245cm

小屋前の除雪 2023.02.15 15:00ころ撮影

 今朝の竹之高地は久々に新雪が積もっていた。新雪25cm、積雪は245cmになっていた。最低気温は-4℃、昼過ぎでも-0.5℃とちょっと寒かった。雪は降っていたが時々お日様が顔を出し、日中はほとんど積もらなかった。いつもどおりに小屋周りと駐車スペースの除雪をしたが、10時頃に終わって一服。

社務所前 道路に消雪の水を流している

 ストーブの前から外を眺めて、もうちょっと小屋前を広く除雪しようと思い、取り掛かった。道路側は3mを超える積雪があり、3段掘りにして、手前側にスロープをつけて排雪した。緩やかな排雪路としたのに今日は気温が上がらず、スノーダンプが滑り、走っての除雪作業となった。1段目の半分を除雪しては一服、と休み休みの作業で1段目の除雪が終わったところでお昼となった。雪が降っているのでカッパを着ての作業で、たっぷりと汗をかいてしまった。昼休憩に下着を脱ぎ、ストーブで乾かし、体を温めて、昼からも頑張り2段目まで除雪完了で今日は終了とした。

 写真は2段目の半分位のところで記念撮影、午後3時であった。奥のスノーダンプの脇の箱尺で220cmであった。手前のスケールで1m超を残して、あとは今週の土日に頑張る。雪は下のほうが固く重いので今日のようには作業がはかどらない。

 一日除雪をして万歩計27,000歩を表示し、山歩きとは違うところの足腰と肩が痛む。もう1ヶ月もすれば半分以下の積雪となるのだが、除雪が嫌いだとは思わない。他にやることもないし、体が動くうちは健康を維持する一環だと思っている。でも今日はやりすぎたかも。

 下の写真は2023.02.15 9:10ころ撮影 不動社社務所前からおおまがりまでの300mの道路を、不動社脇の川から水をポンプで汲み上げて、この水を流して消雪をしている。散水方式ではなく、道路のアスファルトを平面に仕上げて流水で雪を消している。珍しい方式である。数年前までは高龍神社を過ぎた橋のたもとまで流水していたが、多々クレームが入り、現在はおおまがりまでとなっている。このためおおまがりの急坂で冷えた朝は路面凍結して登れない車が続出している。小生もつい先日登れなかった。高龍神社から竹之高地までの道路は冬季間道幅が狭くなり、車のすれ違いができないのだからなんとか対策をしてもらわねば・・・、事故が起こってからでは遅いと思う。

 

 

 

2023年2月15日

2023 山歩き かんじきウォーク2

2023-02-12 積雪225cm

 朝起きて自宅周りで凍み渡りができたので期待して竹之高地に来たら、残念ながら雪が柔らかい。長靴で力を入れて踏み込むとズボッと潜ってしまう。小屋の寒暖計は-2℃(最低気温は-3℃)を示していた。積雪量を測って、一服。

 今日も凍み渡りは期待できないので、養鯉池の様子見はかんじきを持っての出発となった。村を抜け山道に入ると長靴だけでは少々潜るのでかんじきを履いての山歩きとなった。沢の中の池で向こう側から沢を超えて雪崩が池の中まで流れ込んでいた。池の土手は大丈夫だろうかと思うも雪解けを待つしかない。他の池では沢の水をホースで引き込んだ場所だけ水面が見えて大丈夫そうだ。あわよくばふきのとうでもと期待したが昨日の場所と同じく雪が切れて土手が見えるような所はなく、春はまだ遠いと感じた。

 昨日よりかんじきが潜らず歩きやすいので、この峯を登り南蛮峠近くの名もない山の頂を目指してみようと登り始めた。途中マンサクの木がたくさんあるのだが蕾はまだ固く閉ざしていた。山頂に着き快晴の青空と周囲の山を見て久しぶりの景観に少々感動した。休憩しているうちに近くの南蛮山まで足を伸ばしてみようと思い気合いを入れ直た。お日様が照りつけ、気温もだいぶ上がって雪面は柔らかくなり、かんじきが雪に潜ってきたが頑張るしかない。ペースを落としてゆっくりと山道づたいに登り五箇山(ごかやま)の切り通しを抜けると、長岡市内が一望できた。山の裾野から雪に覆われた長岡市街地が見えて、遠くに米山、弥彦山、その向こうに佐渡ヶ島まで見える。佐渡の高い山が白く雪がかぶっているのが分かる。反対側には猿倉岳(さるくらだけ)、枡形山、鋸山(のこぎりさん)が見えて、その向こうには三条の粟ヶ岳(あわがたけ:標高1292m)が一際白く輝いていた。快晴での雪山歩きは気持ちが良い。気分爽快、全てを忘れて開放感に浸っている。

(上)写真は2023.02.12 10:10ころ撮影 五箇山展望台より長岡市街地を望む。

(中)写真は2023.02.12 10:15ころ撮影 五箇山展望台より鋸山を望む。右に枡形山、左に鋸山、左端遠くに小さく粟ヶ岳が写っている。

 五箇山の展望台にスノーモービルの軌跡があった。昨日来たみたいだがよくここまでこれたものだ。南蛮山(なんばんやま:標高548m)に到着。山の頂上で横枕方面から登ってきた人に出会った。スノーシューを履き雪山に慣れて、装備が万全だと感心した。横枕からここまで8km以上はあると思う。写真を1枚撮らせていただき、お互いに別方向に下山した。帰りは南風が強くなり、遠くの山はモヤがかかったように白くなり見えなくなった。かんじきはズボズボと埋まってペースは上がらず、ゆっくりとした下山になった。社務所脇に12時前に到着した。往復時間:3時間、歩行距離:8kmくらいかな。紫外線のせいか顔が赤くなった。

 昼の気温は+9℃まで上昇。空に雲が出てきて昼食を食べ終わる頃には太陽が隠れて曇りとなった。午後から少々除雪をして山を下りた。

(下)写真は2023.02.12 10:30ころ撮影 南蛮山頂上にて、お名前を聞かぬまま分かれてしまった。

 

 

2023年2月12日

2023 山歩き かんじきウォーク

2023-02-11 積雪235cm

 竹之高地に着いてまず寒暖計を見たら+1℃を示していた。ストーブを点けて、昨日の降った雪を払い、積雪量を測って、一服。

 今日は空に雲は多いが昼からは晴れる予報なので、養鯉池の様子を見てこようと準備し、「かんじきウォーク」で山を目指す。9時20分に出発して、長靴では膝まで潜ったので、かんじきを履いて雪上を歩くが、それでも15cmも潜る。結構な足の負担を感じる。100m進むと一息ついた。急な上り坂を選んで行ったのが間違いであった。また、100m進んだところで腰を下ろしての一服となってしまった。運動不足を感じる。池に着いて時計を見たら10時10分、50分もかかった。夏場なら20分もかからないのに、倍以上時間が掛かり、その分体力も使っている。池のほとりで遠くの山を見ながら妻が持たせてくれたお茶とスポーツドリンク飲んで休憩となった。池は沢の水を少量入れているがその周り1mくらいは水面が見えるがそのほかは雪面である。土手には2mを超える雪が積もり、まだ割れずまあるく雪が被っている。崖っぷちで1mくらいの土が見えている場所もあったが、ふきのとうは見つけることができず、春はまだ遠くに感じた。池の周りを歩いて土手は崩れていないことを確認して下山した。帰りは来た時のかんじき跡を歩くから楽である。あちこち見ながら下がってきたが30分で社務所に到着した。夕方自宅に戻ったら太ももがパンパンになり、足の付け根が痛くなった。かんじきウォークは万歩計で8千歩しかなかったのに、除雪で2万歩の時とは違うところが痛いのだ。やっぱりかんじきはきつい、運動不足、それとつくづく年老いてしまったのだと思う。

 写真は2023.02.11 11:00ころ撮影 かんじきの跡を撮った。池の見回りからの帰り雲がなくなり太陽に照らされた。青空と白い雪のコントラストが雪上歩きの爽快な気分になる時だ。

 

 

 

2023年2月11日

小屋前に軽トラ入る

2023-02-08 積雪250cm

 朝9時ころ竹之高地に到着。車から降りてもいつもの寒さではなく、今日は竹之高地でも暖かさを感じる。何度だろうかと小屋の寒暖計を見ると+3℃を指していた。雪融けの湿気か暖かく春が近いからか山を見ると少し霞んで見える。

 午後から雨予報なので午前中に小屋までの除雪をやりたいと朝から張り切って作業に取り掛かった。1時間くらいしたところに仲間が自分の鯉の様子を見てきたと小生のところに来て一服。シャッターを開けたまま外を見ながら、もうちょっと冷えてくれれば凍み渡りができ、山の養鯉池を見回ってきたいという話になったが、今日は暖かくかんじきを履かないと山にはいけないし、お互いに年を取ってあんまり無理はできないと話は終わった。でも大峰山方面にかんじきの足跡が残っている。元気な人がいるものだと2人で感心する。

 余談ですが、玉サバの水槽のろ過材の上に先週種を蒔いたクレソンが芽を出していた。玉サバの排泄物をクレソンが肥料・栄養にして育ってくれれば、水槽の水換えも不要になるかもと思っている。玉サバの水槽は電気ヒーターで15~18℃に温めて餌を3日に1回のペースで少量づつ与えている。先月の電気代が4万円弱の請求が来た、高い。来月は5万円を超えるのではと思い、ヒーターの設定温度を1℃下げた。12月~4月までの5ヶ月間で電気代が20万になりそう、売上はそんなにないのに、トホホ。

 実働2時間で道路から小屋までの除雪を完了した。今日は約60cmの雪を掘ったが、固く重い。雪の切り出しはスノーダンプが刺さらず、小さくして押し運ぶのにも力を使い、汗がにじみ、ヤッケを脱ぎ作業した。途中から肩が痛くなり、足運びも重くなった。先月の20日過ぎから2週間もかかってしまったが小屋まで軽トラで入れるようになった。「バンザイ、やったぜ!」

 写真は2023.02.08 12:00ころ撮影 小屋脇に軽トラを入れて記念撮影。除雪した両脇には250cmの雪の壁がある。

 達成感あり。ひとまずは昼だ、午後から入口をもうちょっと広げようとと思いつつ昼飯とした。昼休みはシャッターを閉めて、疲れもあったのでまどろんでいた。ラジオの1時の時報で目が覚めた。シャッターを開けて外を見たら、みぞれであった。一気に力が抜けてしまった。そのまま片付けて山をおり、自宅のパソコンでこれを打ち込んでいる。窓の外は雨がしとしとと降っている。まだこんなに明るいのに・・・。

 

 

 

2023年2月8日

2023 秘密基地

秘密基地で妄想

 不動様修行者が小生の農具小屋を「秘密基地」と名づけてくれた。言われてみれば、冬季間は雪ため道路からは見えず、隣の施設から回って雪道を歩いてこないと見えない。夏は道路から見えるが、かまぼこ形の耐雪型車庫のため知らない人はよってこない。昔のガキどもが遊びに来る隠れ場所である。

 2間×3間の小屋は一応鉄骨造りで波鉄板で囲ってあるだけで、入口はシャッターのみ、すきま風が入ってきて、ストーブを焚いても室温は15℃までしか上がらない。窓がないので電気を2灯取り付け、シャッターを閉めても中は明るくできる。雪で閉ざされているため外の音は一切聞こえない。小屋の中には農機具を所狭しと置いてあるが、入口の狭いスペースにストーブを置き、その周りにもらった椅子を数個置いている。NHK第1しか聞けないラジオと悪ガキが持ってきた劇画の単行本がたくさんある。ストーブでお湯を沸かし、食事はインスタントラーメンを作りおにぎりと一緒に食べている。水はお不動様の手水舎に貰いに行き、トイレは社務所を利用している。コーヒー飲料とスポーツドリンクをスーパーから買い込み常備している。いつ持ち込んだかわからないが災害用の非常食も置いてある。寝泊りはできないが除雪作業の一服場所である。夏は桜の木の影で風通しがよく涼しい?冬は隙間だらけのため寒い。

 ところで小生には「調理のできる薪ストーブを置き、ごろ寝ができるように畳を2枚ほど敷き、晴耕雨読の山小屋にしたい」という夢がある。もう一つ、竹之高地はテレビの地上波が見れないのでインターネット環境ができればと思う。パソコンを持ち込んで竹之高地だよりを書いて時間を忘れることができる。昼は竹之高地で畑を耕し野菜を作り、玉サバの成長を見て喜び、夜は自宅で母ちゃんとゆったりとした時間を過ごす。もう古希を迎える小生、社会に出て50年となる。これを契機に会社勤めを退いて、一日中竹之高地で遊んでいて良いだろうとこの頃つくづくと思う。

 もう一つ、この小屋を利用して、春は山菜、夏秋は竹之高地で作った野菜を小屋の前に並べておけば、訪れた人たちがもらってくれるのではないかと思う。山菜は美味しく食する期間が思ったより短く、ふきのとう、コゴミ、山うど等は2週間程度で5月中旬に旬が終わる。野菜は山の雪が融ける5月中旬以降に種まきをするから、早い物でも7月下旬からの収穫となる。竹之高地で採れた山菜・野菜は一味違うと皆が言ってくれている。その言葉が竹之高地で働く者の励みとなっているのは事実である。

 いずれも新鮮なものが良いから朝早くに収穫したものをその日のうちに食してもらいたいが、多く並べても残った物の処理にも困る。そもそも山菜も野菜もそんなに採れるものではない。無人販売で少量を安く提供し、土・日曜日のみの販売とすればそんなに負担にはならない。これならできそうだと思う。時には店番をして訪れた人とお話すれば、もしかしたらまた来てくれることになり、竹之高地がもっと広まると思う。今年の春から販売できるように山の仲間にも声をかけてみよう。

 竹之高地の現住民は1人であり、元住人も年老いてこの山に通ってくる人が毎年1人2人と減っている。小生もあと何年竹之高地に来れるかと考える日々である。

 

 

 

 

 

2023年2月8日

久しぶりの太陽

「越冬いけすのふきのとう」

2023-02-04 積雪265cm

 小屋の寒暖計が最低気温-6.5℃を示していた。今朝もおおまがりで氷が張り、タイヤが滑って登れず、再度の挑戦でなんとか登ってこれた。10時過ぎに来られた参拝者の車が滑り、立ち往生となってしまったが、後から来た人に助けられてなんとか竹之高地にたどり着いた。これからの季節は晴れた夜は放射冷却により気温が下がり、道路脇の雪が昼に融け、早朝に凍結するので、冷えた朝は気を付けないといけない。

 今日は立春。春の気配を感じるものはないかと村の中を探してみたが見つからず。右の写真は、10年以上前のもの、撮影日は1月末、鯉の越冬施設の中、ふきのとうが芽を出して採りごろになっている。

 昨日からの晴れが10時ころからだんだんと雲が出てきてお昼すぎから冷たいみぞれになった。早々に山をおりてきた。

 

2023-02-05 積雪266cm

 今日は一日晴れ。今冬の小生の休日は雪か雨の日が多く一日晴れた休日はなかった。今日は気持ちの良い晴れやかな日となった。不動様には参拝者が多数訪れて、竹之高地の雪景色を堪能されていた。

 昨日はみぞれから夜半に雪に変わり、今朝は10cm程の新雪があった。太陽が朝から眩しく、一面の雪を照らして、新雪は夕方にはほとんど融けた。太陽の力はすごい! 2月20日頃までは気温が平年より高めで推移し、雪も少なめとの予報が出ている。

 小屋の前まで軽トラが入れるように今日も除雪に頑張ったが、雪は固く重く、開通せずに力尽きた。来週こそは軽トラを入れるぞ!

 

 写真は 2023.02.05 9:00ころ撮影 不動社社務所前から撮影

 今日は除雪車が来ず、駐車スペース半分以上を社務所守番が小型除雪機で懸命に除雪作業をしていた。写真手前は彼が除雪した。奥の軽トラの部分は除雪してないが、午後からはアスファルトが見えてきた。

 

 

 

今日から2月 まだまだ雪は降る

2023-02-01 積雪280cm

 今日から2月となった。まだまだ雪は降りそうだが、寒波もちょっと一休みのようだ。竹之高地に向かったが200m程手前の急坂で道路一面に氷が張り、車がスリップして登らなかった。4WDに入れてなかったのに気がつかず大失敗。大曲(おおまがり)を過ぎれば水が流れているので凍る心配はない。だいぶ気温が上がり3日間で積雪が40cmも減った。小屋の寒暖計で最低気温-3℃、お昼には+3℃まで上昇、少し暖かさを感じた。社務所の屋根の雪が1週間ぶりに滑り落ちていた。社務所の玄関が埋まり、中に入れない守番が朝早くからスコップで小型除雪機を掘り出して、除雪を始めたところに小生が竹之高地についた。除雪機を出すのに1時間もかかったそうだ。お疲れ様です。

 いつものごとく道路から小屋まで歩く幅だけ雪を払って一服、小屋の周りに先回残したところの雪が60cmで除雪しやすかった。気温も上がったせいか少々の汗をかいてしまったので又一服。少し除雪を始めたところに山の仲間が来たので錦鯉談義をして一服。除雪は進まないがちょうど良い休憩となった。

 小屋前に軽トラが入れる分の除雪を1週間してなかったので、そこには100cmを超える雪が積もっていた。今日はここの除雪を少しでもと思いチャレンジしてみる。この量の雪だとスノーダンプでも1回では取りきれず、手間はかかるが2段掘りで排雪する。上からスノーダンプを縦にして雪に押し込み、豆腐を包丁で切るように四角に切れ目を入れ、雪を高さ50cmくらいを目安にスノーダンプを差し込み、ちょっとダンプの手元のバーを押し下げると雪が動く。手前にダンプを引っ張り50cm角の雪を取り出し運び排雪する。これを延々と繰り返す。除雪幅5mで2段掘りにすると20回運んで、50cm前に進む。上はサクサクとスノーダンプで切れ目を入れられたが、下半分は固く締まっていたためスノーダンプが刺さらない。角スコップを出してきて差し込み、切れ目を入れ、スノーダンプを足で思いっきり力を入れて差し込み、雪を動かして運び出す。降った雪は1-2日で除雪するのが楽で良い、1週間で1m積もった雪は下から固く締まってくる。掘るのが難儀になる。毎日こまめに除雪をすのが体に負担をかけず楽である。

 上の写真は 2023.02.01 9:30ころ撮影

 不動社社殿の屋根は急勾配のトタンなのだが雪が滑り落ちずにこの寒さでたまっている。今日は落ちる気配がなかった。

 

 今週後半には節分、立春となり暦の上では春となる。2月上旬はそんなに雪が降り積もらない予報だ。

 今日はお昼過ぎに山を降りて来た。ここ2-3日の暖かさで小生の軽トラの下回りについていた大量の氷が溶け、夕方には全て氷を落とすことができた。

 

 下の写真は13年前の古いもの。数年前に取り壊した実家の屋根の雪下ろしで記念撮影 2009/01/18 AM9:00ころ撮影

 

 

 

2023年2月1日

2023 積雪3m超え

2023-01-29 積雪320cm

 今日は自宅の車庫と下屋の雪下ろしをし、おろした雪の片付けで午前中いっぱいかかってしまった。年寄りになってしまったとつくづく感じた。若い時は2時間位で終わったのに・・・。ちなみに自宅車庫屋根の積雪は1mちょっとであった。

 午後から懲りずに竹之高地へ向かった。昨日の夕方きれいに除雪したのに、腰まである雪をかき分けて小屋に入った。一晩で80cmも積ったのだ。積雪は3mを超え320cmもあった。昨日と今日の午前中の除雪作業で疲れがドッと出て、小屋でお茶を飲みながら外を見て、つくづく竹之高地は山の中にあるのだと思った。

 道路の除雪重機は朝一回除雪したのに2時過ぎにまた回ってきた。夕方5時過ぎまで動いている。朝は4時ころから出動して12時間以上も働き通しなのか? 休憩は逐次とっていると思うが、あんまり無理せずにお願いします。除雪はあなた達がいないと誰もこの山の中までは来てくれないのです。頼りにしてます。

 不動社守番もこの雪の量には参ったと言いつつ、不動様社殿までの除雪を小型の除雪機とスノーダンプを使い頑張っていた。小生はちょっと作業をしては休み休みやっているのだが、彼はほとんど休まずに除雪を続けている。あんまり頑張りすぎるなよと声をかけたが、手を休めずに働き通しである。ご苦労様です、いつも不動様まで除雪してくれてありがとう。

 気温は小屋の寒暖計で最低-3℃、最高-1℃、雪は時々舞い落ちてくる程度、帰りには降り止む。昨日の雪は乾いた雪だったが、今日は握れば雪玉になる湿気のあるいつもの雪だったでした。

 昨日除雪した部分だけでもと思ってやり始めたが、思うようにはかどらず、道路から小屋まで歩けるように除雪をして、山をおりてきた。

 

 写真は社務所手前100mの付近 2023/01/29 PM5:00ころ撮影

 除雪して綺麗になった道路、雪壁の高さは3m以上。

 

 

2023年1月29日