火渡り 令和4年10月9日(日)実施
修験者などが燃焼している炭火や火の上を渡り歩く儀礼。その火によって世の中の穢(けがれ)や罪を焼き尽くし、同時に彼らの崇拝する火炎に包まれた不動明王と一体化すると考えられている。燃焼力を獲得して霊的な力を発揮できる状態に到達した表現であるという。近年は修験者の儀礼後に、現世利益(げんぜりやく)を願う信者たちを歩かせるといった形態も少なくない。(コトバンクより引用)
御獄教 山田吉夫先達様御祈祷
山田先達様よりご寄稿がありましたので掲載させていただきます。
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令和4年10月9日(日)所定の神社内護摩祈祷に沢山のご参拝の方々においで頂きびっくりした思いが今も鮮明に記憶に残っております。竹之高地大日大聖不動明王・行者・参拝者方々三位一体に祈ることによって念(おも)いが届き一人一人の願いが叶うということでしょうか。
竹之高地不動明王の計り知れないご加護のもと、火渡神事に向かうことができました。火渡神事開始から火渡りまで、竹之高地大日大聖不動明王火渡法を駆使して火を鎮め、行者・お手伝い・参拝の方々の無病息災を祈念し真っ赤に焼いた鉄の刀を和紙に包み、火の中を無心一筋に立ち向かう事ができるなんて何と素晴らしいことでしょうか。
火渡神事も第2回目を行うことができました。村の方々を始め沢山のお手伝いの方々のおかげで無事成功させていただきました。この場をお借りして心から感謝申し上げます。
木曽御嶽行者 山田 吉夫
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山田先達様の名前を間違えていました。申し訳ございません訂正しました。(2023.02.15)
2022年2月23日(祝日) 不動様「百八灯」と よもぎひら温泉「雪花火」
積雪330cmの竹之高地で不動様の百八灯が3年ぶりに行われました。今回はよもぎひら温泉による「雪花火」と名づけた冬の花火大会と同時開催となりました。
百八灯は花火打ち上げ時間との都合により例年より1時間早く、薄暮れの中での点火となりました。神事のあと不動様から開祖の碑まで雪中にスコップで掘った穴にロウソクを灯していきました。コロナ禍の中での開催でしたので外部には連絡せず、関係者のみの連絡でしたが、たくさんの皆様から参加していただきました。
百八灯終了後、よもぎひら温泉主催の「雪花火」が行われた。高龍神社駐車場から不動社社務所までの間、百八灯と同じようにろうそくを灯して、道路案内をし、よもぎひら温泉旅館の宿泊客を迎え入れました。不動様と高龍様の中間地点で花火の打ち上げ場を設営、
不動社社務所前駐車場を観覧席にしました。この日は天気がよく無風、打ち上げ時間には気温が-5℃まで下がり、寒かったがドラム缶で薪を燃やして暖をとりました。雪で白く覆われたところに上がった花火は余計なものに遮られずにとても綺麗でした。残念ながら私のコンパクトカメラでは花火を撮影できませんでした。(4枚目の写真中央に開き始めた花火が写る)
また来年もコラボできることを祈りつつ山をおりてきました。
11月3日 秋の収穫祭 新そば祭り
天気は良く朝は寒かったがお客様を迎える頃はお日様に照らされて晴れ上がり、山の紅葉を見ながらそば祭りを開催できました。竹之高地産のそばを朝からこねて、かき揚げ天ぷらをつけて、新そばの風味を楽しんでもらいました。また会場脇では地産の野菜販売も行われ賑わっていました。
“十割そば好調 お客様とスタッフ合わせて210食 完食”
お客様は170名で、受付に行列ができるほどの大盛況となりました、スタッフは40人ほどで余裕を持って作業ができたことで、予定より早く会食を始めることができて、今年のそばを味わって食べて、それぞれが満足気な笑顔でした。
『十割そば』にして3回目となりました。「美味しくいただきました、来年もまた来ます」「年々味が良くなっています」「香りがよいく、美味しかった」と多数の方から高評価をいただきました。また、予約・当日券合わせて150食の予定が12時ころにはオーバーしてしまい「生そばを販売してください」「大盛りにできないか」との声もありましたが、お断りをせざるを得なくなりました。
あいにく寒い日でしたが多数の方から来ていただきありがとうございました。
スタッフの方々お疲れ様でした。来年も美味しい蕎麦を作りましょう。
~百八灯と盆踊り~ 8月24日
前夜祭の百八灯と盆踊りが行われました。
本祭は8月28日に行います。前夜祭として百八灯と盆踊りを27日に行っていましたが、今は直前の土曜日に行っています。百八灯は不動さまで神事を行い、神主・松明持つ人・ほら貝を吹く人を先頭に不動様より旧「ごへい」さんの家の跡地にある「開祖の碑」まで行列を行い、道の両側にロウソクを点けて歩き、沿道を明るく神秘的に彩りました。
この後、盆踊りで太鼓と音頭は年一回の「一発勝負」なので、たまにズレてしまうこともありますが、踊り手が声援を送ってみんなで合わせて踊ります。1年ぶりで元住人が集まり、昔のことを語らいながら、楽しそうに踊っておりました。
7月14日 滝行 今年より午後1時から開催
竹之高地不動滝の滝開きが行われました。今日は昨日までの雨が止み、不動滝の水量も滝行を行うのに適量となりました。
白装束に着替えた参加者が、不動様でお祓い、「護摩焚き」ご祈祷をして、滝壺に移動して滝行をしました。
今年は昨年同様多数(43名)の方が滝行に参加されました。滝行参加者は年々若くなり、半数以上が女性で、冷たい滝に打たれていました。滝壺の土が洗われて深く、落ちてくる水流は思いのほか強く、煩悩が流されたと思います。滝から上がって社務所で着替えて外に出てきた人たちは「初めて参加したけど気持ちよかった」「来年も来ます」と興奮気味に言って、山を後にしていた。来年もたくさんの人達から参加してもらいたい。
滝行が終わり、竹之高地に普段の静けさが戻り、また暑さも戻ってきました。気が付けば不動滝の上でセミの初鳴きです。
いよいよ夏です。