今冬の積雪量 2023

2023-04-12 積雪0cm(残雪少々有り)

 朝から降り出した雨の中、竹之高地に着くと雪が無い。いつも積雪測定をしている場所の雪がない! 積雪「0cm」とします。まだまだあちこちに残雪はあり、山道には雪がたっぷりとある。車では入れない。

今冬の積雪記録をグラフにしてみました。

2022-12-03 初雪

2022-12-17~20 大雪 長岡市内交通マヒ

2023-01-29 最深積雪 320cm

3月に入ってからはほとんど積らず、3月下旬から例年より暖かい日が続き、今日積雪0cmとなった。

(上)写真2023-04-12 16:00頃 実家跡地より撮影 今冬の積雪測定点

(下)写真2023-04-12 16:00頃 社務所前より撮影 桜は3分咲き。写真中央奥のブナの黄緑の葉と他の木の芽吹き、春の紅葉が始まり、春の山が色鮮やかに染まる時である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年4月12日

暖かい4月に雪が降った

2023-04-09 積雪25cm

 竹之高地に向かう道中、山から来る車の屋根に雪がかぶっている。自宅を出るときはみぞれだったのに、弁天様を過ぎる頃から雪に変わってきた。竹之高地に着くと軽トラの上に雪が積もっており、山肌がうっすらと白くなっていた。気温は+1℃、2-3日前まで20℃近くまで気温があったのに...今朝は寒い! 8時ころには雪は止み、雲が切れて太陽が顔をだし、午前中には今朝の雪は解けた。お昼過ぎには10℃まで上昇したが北風が強く吹く寒い1日となった。

・上写真 2023-04-09 8:50頃 不動社社務所前広場より撮影。山の峰に雪が降り少し白く見える。中央の左右にブナが芽吹き黄緑の葉が見える。

 

・中写真 2023-04–09 16:10頃 不動滝降り口の桜と右奥に猿倉岳を望む。不動滝降り口の桜は満開となったが、村内の桜はやっと開花し始めていた。

 

・下写真 2023-04-09 12:20頃 西山より「枡形山」を撮影。写真左の「桜平」付近のブナは黄緑の葉が見える。麓からゆっくりとブナの芽吹きが山頂に向かって進む。来週には「枡形山」のブナ林も芽吹き、山一面の新緑が見れそうだ。雪が少々見れる程度の写真となったが、山道は除雪がしてなく残雪が1m以上もある。除雪は畑・養鯉池のあるところまで今月の中旬を予定している。北向き斜面・道路はまだまだ雪が多く、車で山道を回れるのはGWごろになりそうだ。

 

 

 雪融けの早いところから山菜が出始めている。隣の元住人が「コゴメ」を採ってきた。「山ウド」はまだ早く、来週からになりそうだと話をしてくれた。明日からまた暖かくなりそうなので期待するが、天気予報では来週の土・日曜日の天候は雨傘が出ている。次の休みは「晴れてください」と祈りつつ竹之高地をあとにした。

 来週には「積雪 0cm」と報告したい。

 

 

2023年4月9日

桜 開花

2023-04-05 積雪50cm

 春を感じてもらおうと竹之高地に家内を連れて出かけた。快晴とはならずも晴れて暖かく気持ちの良い日であった。春の暖かさに誘われてか竹之高地を訪れる車は沢山いる。雪解けが進み屋敷跡の積雪は50cm程になり、山も地肌が多く見えるが、まだ山道には1m以上の雪があるため車は入れない。

 日頃運動不足の家内と固くしまった雪の上を歩き、養鯉池の脇の「ふきのとう」と「コゴメ」を採った。少量であったが家内は喜び、春の山を満喫したようだ。帰りに畑の昨年秋に残したダイコンを掘り出してきた。掘り出したダイコンを切ってみたが凍みが入り半分は捨てたが夕飯に料理して食べたら甘味があり美味しかった。

 ブナの芽吹きが山のすそ野からから始まり、不動滝入口の桜(ソメイヨシノ)がついに開花した。今日はだいぶ開いていたので、昨日開花したと思われる。今週末の土日には村内の桜も咲き始めるだろう。竹之高地にも春が来ました。

・写真は 2023-04-05 11:45頃 撮影 不動滝入口の桜が咲き始めた

2023-04-08 誤記修正・編集

 

 

2023年4月5日

早春の一日

2023-04-02 積雪85cm

 朝、竹之高地に着くと積雪量が昨日より一段と減った感じがした。測ってみると1日で10cm減っていた。

 朝から仲間が来て雪が一気に少なくなったと茶飲み話をして、一服。「桜平」脇で熊の足跡発見との話が有り、この暖かさでクマが冬眠から目覚めたみたいだ。これから山に入るときは注意が必要だ。

 彼らと別れてから隣人が元屋敷への道を邪魔している倒木を始末する作業をするというので、チェーンソーを持って手伝いに行く。直径20cmの木を5本切り倒して、こま切れにして片付けた。1時間ほどで作業が終わり、2人で一服していると、朝から山菜採りに入った元住人達が戻ってきて、山菜談義に花が咲く。今日の収穫は「アツキナ」「ノノバ」が少量づつであったと聞く。今年は暖かいため、雪が解けた端から次々に山菜が出る。そして成長も早く一気に伸びてしまい、食べごろのものがなかなか見つからないといっていた。でも彼らが採ってきたものを見せてもらったら美味しそうなものばかりが袋の中に詰まっていた。そこへミニパトで蓬平の駐在さん(おまわりさん)が「新任の挨拶です」と訪ねてきた。体のガッシリとした人で、頼もしく見えた。皆でご苦労様、よろしくと返事して別れた。いつの間にかお昼近くになったので散会した。

 昨日の白花カタクリが今日は開くだろうと思いつつも、西山のカタクリを見に行こうとお昼前に出かけた。雪上を長靴で歩くがいくらも潜らず、歩きやすかった。途中こぶしの花がきれいに咲いていた。先日咲き始めを見ているが今日はまだ5分咲き程度だ。農道の端の雪が解けたところにはカタクリが少々咲き始めていた。下に降りてカタクリが群生している場所に着いたが、日当たりの良いところは花が終わり、雪が解けたばっかりのところは芽が出ている状態。全体に花が咲いているのは見れなかった。でも白花カタクリは3株見つけてデジカメに収めてきた。今日のカタクリは花びらに薄くピンク色が見える、純白の花はなかった。白花の脇に大輪で濃い紫色のカタクリを見つけ、比べて見入って一服。落ち着いたらお腹が「グー」となったので帰途に着いた。

 早春を満喫できた一日となった。

 

 

・写真1 2023-04-02  10:30頃 撮影 元住人たちと

・写真2 2023-04-02  13:20頃 撮影 カタクリの花

・写真3 2023-04-02  12:50頃 撮影 白花カタクリ、脇に小さなエンレイソウが花をつけている

・写真4 2023-04-02  13:40頃 撮影 こぶしの花

・写真5 2023-04-02  13:50頃 撮影 村の中ほど、中央に旧小学校

・写真6 2023-04-02  13:30頃 撮影 西山より枡形山を望む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2023年4月2日

積雪1mを切る

2023.04.01 積雪95cm 

 今朝、竹之高地に行ってびっくり、雪が少ない。昨年の4月2日の積雪は135cmであった事を考えれば、今年は昨年より10日間程度雪解けが早い。気温は朝9時に10℃を超えて、暖かく南風がそよ吹く程度、空は青く晴れ渡っていた。梅の花が5分咲、山桜は6分咲、木々の芽吹きが少しづつ見れて、春を感じる季節となった。

 さっそく散策を始め、まずはゴーゴーと雪解け水が流れ落ちる不動滝にしばし見とれていた。振り返ってフキロ沢を見れば地肌にいつの間にか草木が生え緑色になっている。ブナの芽吹きはもうちょっと先のようだ。桜(ソメイヨシノ)の蕾は膨らみ、来週には開花するような気候だ。小屋から遠くないところでも「アツキナ」が採れるかと山に出かけた。アツキナは「フキロ沢」とか「アツキナッピラ」に行かないと出ていないみたいで近くではまだ早かった。でも山野草の花を見ることができた。「カタクリ」「オオバキスミレ」「キクザキイチゲ」「カントウたんぽぽ」等々早春の花が咲き始めた。デジカメで写真を撮りつつ春を感じる。紫色のカタクリの花の脇に白花カタクリの蕾を見つけて喜び、ここで見とれて一服。春の柔らかな陽光とそよ吹く南風で至福の時を過ごした。山の畑脇のふきのとうを少しいただき、帰ってきた。

 小屋で休んでいると客人が来て庭先から山を見て「春が来た」と話をした。ふと庭先に目をやると先週残しておいたふきのとうがない!ここ2-3日のうちに全部盗られた。先日の畑の脇といい、今度は人の庭先で盗っていくとは・・・もう呆れ果てた。

・上写真 2023.04.01 12:50頃 撮影 村中ほどからフキロ沢を望む

・中上写真 2023.04.01 10:30頃 撮影 今年初めてのカタクリの花

・中下写真 2023.04.01 10:40頃 撮影 オオバキスミレ

・下写真 2023.04.01 11:50頃 撮影 キクザキイチゲ 

 花のすぐ脇に「木の芽(アケビのツルの新芽)」が出ていた。徐々に春の山菜が芽を吹き始める季節となった。昨年より10日間程度早い。4月20日ごろには雪がなくなり、GWの連休には山の畑仕事が出来そうだ。

 

 2023.04.01  21:00 加筆、修正

 

 

 

2023年4月1日

積雪量減少

2023.03.25 積雪120cm 

 ここ1週間の暖かさで積雪量が一気に減った。この様子だと4月中には東山農園には車で行けそうだ。日当たりが悪いところではまだ雪が多く残り、山道の1周は無理だと思う。

3月15日 積雪170cm

3月18日 積雪167cm

3月19日 積雪163cm

3月21日 積雪150cm

3月25日 積雪120cm

 

 今日の竹之高地は曇り、お昼前後に小雨がパラつくあいにくの天気であった。午後からは曇り空の向こうにうっすらと太陽が見え始め、雨も止んだ。ふきのとうを探しに山の畑に行ってみたがまだまだ雪が多く、ふきのとうも少量しか収穫できず、今晩の我が家のおかずになる程度の収穫量であった。農道には雪が2mもあるようだった。今季は1m位のドカ雪が3回ほど降った。それも重たい雪であったためか木が折れて道をふさいでいる。午後にこの折れた木をどけるため、チェーンソーを持って再び山道へ出かけた。幹の直径20cm程のくるみの木を3本切り倒して、短く切り、雪が解ければ車が通れるように道脇に積み上げておいた。切り倒した木は芽吹きが始まっていて、きのこのホダギにはできないので、車が来れるようになったら、邪魔にならない場所に移動しようと考えた。今日はこの山道の倒木を始末したがあと2つの山道も倒木がある。4月中頃まで雪があるうちに倒木を片付けなければならない。個人の畑、養鯉池の引き込み道路であるため自分がやるしかないのだ。この時期は他にやることがないから晴れ間を狙って頑張ろう。今年の雪はいたるところに倒木、折れた木が有り、農道をふさいでいる。5月初旬までかかるがみんなで農道整備をするしかない。

 帰り道に山桜が咲いていた。仲間が「アツキナ」の初物を採ってきた。ごく少量だが分けてもらった。今晩お浸しで小皿ひとつ分(自分が食べる分量)にはなりそうだ。ごちそうさまです。まだ3月、雪解けが早そうだ。GWには雪が無いかも・・・。

 

 ・上写真 2023.03.25 8:30頃 撮影 雪解け水が流れ落ちる不動滝

 ・中写真 2023.03.25 15:00頃 撮影 ムラ中ほどからフキロ沢を望む 

 ・下写真 2023.03.25 15:30頃 撮影 山桜開花

 

2023年3月25日

昨年より雪が少ない

2023.03.15 積雪170cm 

 昨年の3月12日の積雪235cm、3月20日の積雪180cmに比べると今年は雪が少ない。竹之高地で畑や鯉を飼育している人たちも去年に比べて今年の雪は少ないと一様に言っている。昨年の写真を見直すと10日~2週間は雪解けが早いように感じる。気象庁の長期予報でもこの春は例年に比べ暖かいと言っている。だが、竹之高地はまだまだ雪の中である。とは言うものの、実家の屋敷跡の椿の花が数輪開き始め、竹之高地入り口の急斜面ではキクザキイチゲも10数個の花が咲いていた。確実に春が来ている。

 快晴の朝、小屋の寒暖計は最低気温-1℃であったので山に登ろうと、かんじきも持たずに出かけた。考えが甘かった。日陰は長靴があんまり潜らず、日当たりの良いところはズボズボと潜る。山登りを諦め、カタクリを探して、竹之高地で一番早く咲く場所に行ってみたが、やっと急斜面の雪が落ちたみたいで茶色く土が出たばっかりで、何もない。昨年は4月9日に咲いているのを確認した場所なので今年は3月末になりそうだ。諦めて戻って来た。小屋の前に椅子を持ち出し、日向ぼっこして、まどろんでいた。昼から実家の屋敷跡の庭先をちょっと除雪して竹之高地をあとにした。

・上写真 2023.03.15 9:15頃 撮影 不動社

・中写真 2023.03.15 12:10頃 撮影 村の中ほど

・下写真 2023.03.15 13:10頃 撮影 実家 椿の花開き始める

 

 

 

 

 

 

2023年3月15日

山菜盗り現る

2023-03-11 積雪195cm

 朝、竹之高地での観測、積雪195cm、気温+3℃、晴れ、風なし、日差しが柔らかく暖かく感じた。不動滝を覗くと朝なのに水量が多く、ゴーゴーと流れ落ちていた。夕方には雪解けの水が増し、白濁して轟音となっていた。

 早春の暖かな天候に誘われて、竹之高地を多くの人が訪れていた。道端に車を止めて、雪の切れたところを覗いてふきのとうを探している人もいた。小生もふきのとうを採ろうと自分の畑に向かうと、すでに一人の男が雪の切れ目を覗いてふきのとうを「盗って」いた。夏に草を刈り、肥料を施して、大事に世話をしている春一番の楽しみのふきのとうを採っていた。聞けば竹之高地の原さんの知り合いですと答えたが、屋号も答えられず、ここが畑だとは知らなかったと言い謝罪もない。怒り心頭。竹之高地で田畑、養鯉池の周りは草を何回も刈り、いろんな山菜を育てている。それを荒地だといって山菜を採って行く人が多い。ふきのとうは春から秋まで草を3回ほど定期的に刈り、刈った草を肥料として与えて始めて増えてくる。草ボウボウにしておけば2-3年で激減していずれ生えなくなる。小生が小さい頃は田んぼの畦とかいたるところにふきのとうが芽を出したが、現在は限られた場所にしか生育していない。ふきのとうを引っ張り取る人も見かけるが、ふきのとうの地下茎は浅く引き抜くとこの地下茎ごと抜かれて、そこは枯れてしまう。鎌でそっと切り採り、地下茎をいじめない。それと山菜を見つけると全て採ってしまう人がいるがこれもダメだ。他の植物と同じで春の新芽を取ったら、その時点で死滅し来年は生えてこないのだから。山菜はそれぞれ採り方があるので注意することが大切である。竹之高地では山菜採りを禁止していないが、それらを世話して春の楽しみにしている人が多くいる。(山菜を激減させないためにも)余りにもルールを乱すと「山菜採り禁止」にせざるを得ない。これを書いていてもまだ怒りは収まらない。

①山菜は一株から全部取らない。せめて3本は残すこと。

②それぞれの山菜の採り方を教えてもらうこと。

③竹之高地の原さんの知人であったらその人と一緒に来て、採って良い場所で採ること。

 最低でも上記の3点を守ってもらい、楽しく山菜とりをしてほしい。

 竹之高地で活動する人も小生もまだまだ楽しみたい。

 

・上写真 2023.03.11 8:40頃 撮影 不動滝

・下写真 2023.03.11 10:40頃 撮影 上左寄りに枡形山(ブナ林で焦げ茶色に見える)

 

 今日はかんじきウオークで山の養鯉池の水確認に行った時、イノシシ調査の猟友会の人達と出会った様子と「ホーキント」が出ていた報告をしたかったが・・・。

 

 

2023年3月11日

2023 山歩き 枡形山

2023-03-08 積雪205cm 枡形山に登った

 朝、竹之高地に着き、玉サバに餌を与えて様子を見て、雪の観測。積雪205cm、気温+3℃、晴れ、南風が少々。暖かい日が続くが雪解けは進まない。雨が降ると雪解けが早いが・・・と考えながら一服。先日の山歩きの疲れが少し残っているが今日は枡形山に挑戦してみようと準備を始めた。

 枡形山(ますがたやま)は標高718m、社務所より東に位置する。

 不動様にお参りして社務所前に来ると5人グループの人たちが萱峠(かやとうげ)に登ってくると元気よく出かけた。小生もリュックを背負い、社務所前を枡形山に向かってスタートした。9時を過ぎていた。

 晴れが続いているので長靴でも潜らないだろうとかんじきはリュックにぶら下げていた。先にスタートした人たちの跡をたどって歩き始めたが、先行者は早々にかんじきを履いて歩いているようだ。東山農園あたりからズボズボと潜り始めたので小生もかんじきを着けた。先行者は農道沿いを歩いているが小生は桜平(さくらだいら)までは峰づたいに歩く。東山農園から干場の平(ほしばのたいら)までは農道に沿って歩くと雪崩の危険箇所が多々ある。先行者に追いつけず注意喚起ができなかった。まだ山には2mを超える積雪があり、農道は山を削って作った道路で急斜面が続き、雪がまだ落ちずにたまっているのだ。それとこの時期は谷に入ってはいけない。底雪崩が発生しやすい。峰ルートを歩くのが安全だ。干場の平で一服し、先行者が無事に登って来るのを確認してから再スタートした。

 小生は雪上歩きは早くないと自負している。ただ人より体力がないのでゆっくりと一歩一歩進み、息が切れたら足を止めてひと呼吸おいてから歩くようにしている。雪が解ければ早春の山野草を探しながら歩くので、自然と休憩が取れている。

 今日は雪上をスノーシューで走っている人にも出会った。時々振り返ると300m位離れていたはずの人が10分ぐらいで追い抜いて行った。テレビで見るスキー選手みたいに体が引き締まって見えた。小生は頑張れと声をかけてただ見送るだけであった。

 今日は枡形山を目指すが11時になったら下山しようと休み休み時計を見ながら登ってきた。枡形山のブナ林に入ったがまだ芽吹きはなく、ただブナ林の中を歩いていくようになった。ブナは直径10cm~20cmの若木がほとんどであるがここのブナ林は広い。頂上に11頃に着くと思いただひたすら登る。予定通り枡形山頂上に到着。栃尾から福島県まで山が繋がっていると見とれていると、下から一人上がってきた。一昨日は大峰山に昇り、昨日は金倉山に登ったと毎日この周辺を山歩きしている人に出会った。小生と同世代のように見えた。雪山歩きが慣れているようだ。頑張れといって別れた。一休みして下山を始めた。下山途中の桜平で咲き始めたマンサクの花を見つけた。マンサクの花の写真撮影をしていると近くでアオゲラかコゲラが木をつついている音が3方向から聞こえてくる。小鳥のさえずりも近くに聞こえ、いよいよ春がそこまで来ていると感じた。

 社務所前にゴールしたのが12時50分。往復4時間弱、距離12km、歩数計17,000歩、標高差約410m。今日は疲れた。

 

・上写真 2023.03.08 10:50頃 撮影 枡形山のブナ林

・中上写真 2023.03.08 11:05頃 撮影 枡形山頂上より北側(栃尾)を見る

・中下写真 2023.03.08 11:15頃 撮影 枡形山頂上で出会った人

・下写真 2023.03.08 12:20頃 撮影 マンサクの花

 

 今回の投稿文は3月8日下書き。3月11日修正、投稿。

 

 

 

 

2023年3月11日

竹之高地の山道を散策してみよう 2023

山道を散策

 竹之高地は長岡駅より15km、車で30分ほどで来れる。国道17号線から、山古志・蓬平方面に曲がり、山古志に行く県道から、「蓬平温泉」「高龍神社」を目指して、高龍神社から1km登ったところに竹之高地がある。社務所前に駐車スペースがあり、左に「竹之高地不動社」がある。公共交通機関では長岡駅東口より「高龍神社」行のバスがあり、終点高龍神社より徒歩15分で竹之高地に着く。

 竹之高地には見どころがたくさんある。ホームページより「竹之高地の紹介」を参考にして、社務所前に車をとめて、曲がりくねった山道を2~6km(30分~2時間)ほど歩けば視界は広がる。山に行く前にまず、不動様に参拝してから山を散策しよう。

 不動社とその周辺については、またいずれかの機会に紹介するとして、今回は竹之高地の山の散策(ハイキング)ルートの投稿をする。個別のルートは後日報告する。

社務所前から北側を見る 2月初旬撮影

【東に登る】 
 ①枡形山ブナ林 直径20~30㎝ほどの木が主体であるが、季節ごとに趣を変える原生林である。社務所から山道を6kmでたっぷり2時間はかかる。枡形山のブナ林のおすすめの散策は下記の時期が良い。

 ・3月初旬 凍み渡りで雪上を登ると2時間前後で山頂。ブナは紫色の芽吹きが見れる。

 ・5月初旬~中旬 登山道を歩く。ブナは薄緑の新緑、この中をゆっくりと山頂まで歩く。

 ・11月 登山道を歩く。干場の平から1時間でブナ林に到着。ブナの落ち葉の中を歩く。

 右の写真 枡形山の中間にあるブナの小道 2010/05/16 10:20ころ撮影

枡形山のブナ林 5月中旬撮影

 ②子ハ清水 親が飲めば酒、子が飲めば水という言い伝えがある。ここの手前にヤマアジサイの群生地がある。(紫陽花の花の咲く6月が良いかな)

 ③桜平 3月初旬に雪上を歩くのが良い。昔の山道を登ると眺望が開ける。

【西に登る】 
 ①天空農園から近くに金倉山、遠くには越後三山が見える。眺望は良い。畑で野菜作りを楽しむ人達が通う。
 ②大峰山 3月初旬に凍み渡りで行くのが登りやすい。または樹木の芽吹きが始まる春が良い。夏の登山ルートが見つからない。(登山道が整備されておらず、低木と草が生え茂り、道がわからない)

【北に登る】
 ①五箇山から長岡市内・越後平野が広がり、弥彦山と時には佐渡島が見える。ここはなんとか小型乗用車で来れる。

 ②南蛮峠から柿川の源流を下れば、割れ石、大石、蛇石等々を見て、柿町に出る。このルートは5月中旬が良い。

 山道は軽トラがやっと通れる農道と、昔の道がある。昔の山道は人が通らず今では獣道となっている。10年ほど前からこの獣道の整備をする人が現れ、少しづつではあるが復活している。林の中の小道である。小道を歩けば、周りの木々からの落ち葉を踏み、木々の木漏れ陽を浴び、道脇の山野草を見て、ゆっくりと楽しみ登るとついつい時間を忘れてしまう。小道から林を抜けるて車道に出ると、目の前の視界が広がり、遠くの山が見えてくる。

桜平付近の山道 11月中旬撮影

 4~5年前に、秋の終わりに枡形山のブナ林に行ったとき、ブナの枯葉が落ちて、膝の上まで落ち葉が積もっていた。手でかき分けて山まで登ったことがある。帰りはお尻で枯葉の上を滑って下りた。落ち葉があまりに多く滑り止まった時点では1mもの枯葉に埋もれていた。しばし呆然。

 山はいろんなことをして楽しむところ、こんな年寄りでも遊んでもらえる。遊びすぎると、日が沈んでしまう、山の頂上では夕日が見えていても、降りてくれば、林の中はもともと暗い、車のところまで来れば、あたりは真っ暗である。時間を見て山を降りよう。

 社務所前の駐車スペースは20台くらいは置ける。旧小学校手前右側に15台くらいの駐車スペースもある。ただし、あくまでも道路の一部である。

村の入口 不動滝 11月初旬撮影

 昔、竹之高地に落ち武者が隠れ住み、400年間はこの山が賑わっていたが、今では住人が1人となってしまった。小生にとっては生まれ育った地であり、思い出のたくさんある山なのだ。

 竹之高地は心を癒し、楽しみ、遊び、学ぶところだと小生は思う。

【春】の山歩きは木々の芽吹きを楽しみ、山菜を採り、早春の花を探す。

【夏】は暑いので不動滝の滝壺でマイナスイオンを浴びて、涼む。

【秋】の散策は紅葉と落ち葉を踏む音を楽しみ、きのこを探して歩く。

【冬】は体が鈍らないように除雪をして体を鍛える、トレーニング期間なのだ。

 もうすぐ春だ。雪の残る早春の山を歩き、木々が芽をふき黄緑から赤色の「春の紅葉」を見、足元の小さな山野草に目をやり散策する、小生としては最高の季節である。

 

 

 

2023年3月10日