カタクリ 2021

2021-03-27 早春の花-1

竹之高地ではまだ積雪1m近くあるが、カタクリを求めて今年始めて奥山に入った。この季節は長靴で雪上を歩ける。長靴で5cm程度しか埋らず、慣れればカンジキは不要である。

毎年いちばんに花が咲くの場所まで、南向きの急斜面を登り到達すると、今年もカタクリは紫の花をいっぱい咲かせていた。カタクリの群生している端の方に白花も1輪であるが花をつけていた。他に白花と思われる花も数株あったが、カモシカに食われたようで、花部と葉先が食いちぎられていた。

純白の花と紫の花をしばし見入り、今年も春が来たと喜ぶ。これから1週ごとに早春の様々な花を追いかけて山中をまわる。実は山菜を採るついでに見て回っているのだが?今日はフキノトウを採って山を降りた。

 

 

2021年3月27日

ほーきんと 2021

2021-03-21 山菜採り-1

田畑・養鯉池の土手の雪が切れてほーきんと(ふきのとう)が芽を出した。竹之高地の積雪は1m超あるが、春一番の山菜「ほーきんと」を探して山に入った。

黄緑の柔らかそうな色のほーきんとに出会えた。早速カメラに収め、美味しそうなものを選んで少量収穫してきた。家で天ぷらとふき味噌にしてほんのり苦い春の山菜を楽しんだ。

近年このほーきんとが減少している。夏の草刈りを2回~3回して、日当たりをよくしてやらないと根が弱り、数年で収穫できなくなる。池や田畑の土手に生えている「ほーきんと」は耕作者が世話しているのです。地元民が早春の楽しみに山に来たのに「誰かに取られて何も採れなかった」と嘆いているのも事実である。

また、この季節、山に入る場合は、まだ雪が多く急斜面で雪崩が発生することもあり、斜面は草木が小さくつかまるところがなく、非常に危険ですので、十分注意してください。

 

2021年3月21日

新年の竹之高地

竹之高地不動社 初詣に行ってきた。途中路面に新雪が積もり道路と路肩の区別がわからず、シーズンに数回しかないホワイトアウト状態、時々雪の壁にぶつかりながら竹之高地についた。社務所の前の広場はきれいに除雪されていて駐車場は確保されている。家族で不動様に行き、初詣で護摩祈祷をしていただき、今年1年を家族全員無病息災で過ごせるようにと祈ってきた。

年末から降り続く雪は1月1日の午前で150cmくらいでしたが、今日2日の午後には180cmを超えているのではと思える積雪でした。この2日間とも小屋の周りを除雪したが、両日とも60cmの新雪があった。

昔で言えば「ホラゲ」をきれいにしただけだが、年齢を重ねるとこれがなかなかの重労働とある。スノーダンプで1時間程度の除雪作業で少々の汗が出てくる。作業の途中、不動様から護摩祈祷の音が聞こえてきた。もう少し頑張ろうと気合いが入る。

 

「とみしょ」前から不動様を撮影した写真です。

左上が1月1日午前の撮影 朝早く除雪した道路に15cmの新雪が積もり道路がわからない。

左下が2日午後の撮影 今朝も除雪が行われ、朝から少々気温が上がり路面の雪が融けてアスファルトが見えている。

 

写真中央に不動様と一本杉が見えます。

 

 

 

 

 

 

 

 

「とみしょ」前から「フキロ」の山を撮影した写真です。

右上が1月1日午前の撮影 朝早く除雪した道路に15cmの新雪が積もっている。乗用車で竹之高地の中を1周してきた。奥は「ともぞう」までは除雪がしてあり、唯一の住人の「はしば」さん宅までは車で入れる。車のワダチがないとホワイトアウト状態となるので気をつけねばならない。

右下が2日午後の撮影 除雪車が垂直の雪の壁を作り、路面のアスファルトから高さが2m近くある。

この雪の量だと長岡の街中だと大騒ぎするが、ここ竹之高地では例年のことである。来週1/4から気温が上がり雪が少し解けて減るが、週末は寒気が来ると予報が出ている。来週の日曜日も雪ほりとなりそうだ。

 

私の休日 = 夏は鯉と畑がある、冬は雪がある、体が動くうちは竹之高地で楽しむ。

 

 

 

2021年1月2日

玉サバ

玉サバは、新潟県中越地方で生み出された金魚です。もともと、長岡市濁沢の金子養鯉場が養殖し始めた金魚とされています。池で錦鯉と同じように上から見ても、ガラス水槽で脇から見ても玉のように丸い体型をした金魚です。この雪深い中で育てられた玉サバは金魚の中でも寒さに強く生命力があります。

玉サバの原型であるサバ尾は、琉金と庄内金魚を交配し、耐寒性をもたせたものだとと言われている。
サバ尾はフナに似た和金のようなの金魚でした。たしか昭和30年代後半では竹之高地で自分もサバ尾を育てていた記憶があります。このサバ尾の中でも体型が丸いものを選別して繁殖したものが玉サバ と呼ばれています。

現在はいろいろな種類が生み出されています。ウロコが「普通鱗」のものと「透明鱗)のものがあり、尾は「長尾」から「短尾」があり、もっとまんまるくした「福だるま」と言われる品種もあります。朱文金と交配した?「キャリコ」と呼ばれるものもあります。

玉サバは生産者・産地により体型や色合いに違いがあり、好みの玉サバを探して飼育して楽しみましょう。

(私の勝手な思い込みの情報です。あしからず)

 

 

2020年11月1日

我が家を解体・・・

 今年の春 実家の解体をした。家がなくなると山がよく見えすっきりとした。
 家屋の跡地を整地し、畑として使うようになり、9月に年寄りが野菜の種をまいていたが、今年の収穫には間に合わないかな?
昨年は小学校教員宿舎と公民館を解体した。蓬平。濁沢でも今年はそれぞれ3軒~4軒の家屋が解体された。いずれも人は住んでおらず、跡地は整地されているが、寂しい風景が広がっている。
 誰もいなくなった鉄筋工ンクリート建の小学校が寂しく残っている。
ここに住んでいる人も年々年を取り、いずれ不便な山を下り住民がいなくなるのだろうか?でも竹之高地に通っている人は、みなさん「趣味」だと言って四季のある竹之高地を楽しみ、体が動くうちは竹之高地で田畑を耕し野菜を作り、錦鯉を育て、山菜・キノコを採り、不動様に参拝して、お祭りをして、とそれぞれの目的は違うが、何かしたいとがんばって来ている。だんだんと不動様の参拝者、不動滝を見に来る人が増えています。
 四方を山に囲まれた竹之高地に遊びに来てください。村にいる人に声をかけてください。我々も体の続く限りここで活動していきます。

2019年10月30日

竹之高地に「イノシシ」が現れた!

  雪深いこの村にイノシシが現れた。唯一の住人は大きなイノシシを見ています。、私もウリボウを朝夕に見ているが撮影はできませんでした。

 8月中旬から山で出没が確認され、「米三俵の会」の東山の田が荒らされ収穫ができなくなり、我が家の畑の山芋をすべて掘り返し食べられてしまったり、山のいたるところで被害が確認されています。
イノシシは長岡市内では5-6年前から出没した話を聞いていたのだが、まさか竹之高地は雪深いから来ないだろうと思っていたが、ついに来てしまった。来年から田畑の管理が大変になり、何らかの対策が必要となりそうです。

 近隣ではクマの被害も出た。10月には高龍神社 奥ノ院前で参拝者がクマに襲われてケガをしました。蓬平では民家の柿の木に昇り柿を食べているクマが発見されている。
人伝えでサルが5匹ほどの集団で山にいたとの情報もあります。晩秋のキノコ採りのシーズンと重なります、山に入るときは十分注意しましょう。

 今年 竹之高地で見たのはリス、ヤマドリ、キツネ、タヌキ、イタチ、テン、カモシカ、ハクビシン、ミサゴといろんな動物がいます。ただウサギを見つけられませんでした。温暖化で雪が少なくなり、イノシシまで出たことを考えると山の生態系が変わってきたのかと感じます。

 写真は2019/09/02に撮影した「ミサゴ」と思われる。上空から狙いをつけて、防鳥網を突き破って錦鯉の養殖池に突っ込み、陸に上がれなくなっていた。網は50cm程の穴があいていた。羽を広げると1.5mくらいあった。弱っているみたいなので、池からあげて、雨の当たらない小学校の階段の一番上まで運び様子を見ていたが羽が濡れているのかなかなか飛び立とうとはしなかった。翌日の早朝には姿が見えなかったので、山に帰ったと思う。

 

2019年10月20日

夏の始まり

2019年 6月10日  初夏の花が咲き始めた 

ヤマアジサイ

 5月下旬には異常気象か30℃を超える日が続き山の池の周りではシオカラトンボとギンヤンマが飛び回っていましたが、ここにきてようやく雨が降り気温も平年並みに戻ってきたような気がします。村の川ではカジカガエルの大合唱が聞こえ、道端にはウルイ・ホタルブクロの花が咲き始め、山アジサイも咲き始め、山百合の花芽がつき始め、マタタビも花をつけています。又、山道の脇にはイワナシの実が熟し、桑の実が濃い紫色に熟すのももう少しです。いよいよ季節は変わり夏の始まりです。

マタタビの花

 

追申 取り壊した家の片付をしているときすぐ脇をリスが横切っていきました。

 

 

 

 

 

 

 

 

2019年6月10日

暑い5月でした

2019年 6月1日  竹之高地の5月 

ローッパ(タニウツギ)の白花

 竹之高地は四方山に囲まれ、東西2.5km、南北2kmで、9割以上が山林・雑木林の小さな村です。

 昭和初期から30年代までは60軒ほどの家があったが、現在は作業小屋等も含めて18棟ほどの建物が残っています。住人は1人ですが、適度に訪れ宿泊する家は4軒で、他に不動社と社務所と廃校になった小学校があります。

 家屋が年々減少している中、私の実家も先日取り壊しました。見通しがよくなり、村の奥から不動社と一本杉が見えるようになりました。何か寂しい感もあります。 

 今年は異常気象の影響か冬の雪が少なく、5月は雨が降らなくて、晴天が続き、いきなり夏のような暑さとなりました。でも朝晩は涼しく10℃を下回る日もありました。ローッパの花が例年より早く咲きました。今日もまだ咲いているところもあります。この花が咲くころには田家が始まり、池の錦鯉の産卵時期と昔から言われています。今年の田植えは5月中旬に終わりこの暖かさで生育も順調なようです。、錦鯉は卵から孵化して5mm~1㎝程度になった稚魚が50~100坪程度の池に数万匹泳いでいます、2~3回の選別(間引き)をして50~100匹程度に選別して、10月初めには池から揚げると体長18㎝ほどに成長しています。

 草木が濃い緑色になり、春の山菜も大きく成長して、ウドは大木になってきました。今はホオキとミズを採る人が山に入り両手に抱えてニコニコ顔で降りてきます。ただこの時期は蛇がたくさん出てきます、マムシとヤマカガシには十分注意してください。(昔に比べてマムシは増えています)

 春先は山道でクマと遭遇した人もいたのですが、私は先日の早朝日の出前、山道でヤマドリのオスと5年ぶりに出会い、「オーッ」と声を上げてしまい、すぐに草むらに逃げられました。またクマやヤマドリの他にもキツネ、タヌキ、カワセミ、フクロウ等々山にはいろんな動物がいます。

 

 

2019年6月1日

春の紅葉

2019年 4月29日  芽吹きの色が鮮やかに変わる 

 不動滝降り口の桜(ソメイヨシノ)が散り、木々の葉が芽吹いています。この時期1週間しか見れないこの『春の紅葉』が進んでいます。秋の紅葉とは違い標高の低いところから高い山に移っていきます。今朝は濁沢弁天様付近から竹之高地まで色づいています。連休後半は山の高いところ(桜平から上)が綺麗になるでしょう。

 年間で一番良い時期となります、山にも登りやすく、まだ虫、蛇が少なく、小鳥が多く飛び交い、ギフチョウが目覚める頃です。ちなみにギフチョウは雑木林の端で朝のんびりと舞い、羽を乾かし、10時を過ぎる頃から恋の相手を探して高く遠くへ飛んでゆきます。

花はカタクリの花が終わり、すみれ、オオバキスミレ、たんぽぽが咲いています。山道ではイワナシの小さなピンクの花が咲いています。もう少しでチゴユリも咲き始めるでしょう。今日はサンカヨウのつぼみを見つけました。3~4日で咲くでしょう。

 GWに入り竹之高地も里帰りの人たちで賑わっています。山菜もウドが出始めています。ここに来て一斉に芽を出したようで、ゼンマイ、ウド、コシアブラは多くの人が収穫し、アンニンゴ、わらび、筍までごく少量だが採れ始めたようです。今夜から天候が崩れるようですが、GW後半は晴れの日が続き、暖かくなるようです。

 

 

2019年4月29日

桜前線通過

2019年 4月21日  ソメイヨシノ満開 

 不動滝降り口の桜(ソメイヨシノ)が満開となった。村中の桜もようやく昨日開花し、今日は2分咲き程度でした。

 山菜もようやく採れ始め、ふきのとう、アツキナ、ノノバ、コゴメと初物が採れたと聞こえてきます。ただここに来てクマの出没報告も入ってきました。この暖かさでクマも冬眠から目覚めたようです。今日はフキロの谷を歩いていたと山菜採りの方が言っていました。早春の山菜採り、山歩きは単独行動をせず、複数人で出かけてください。

 竹之高地の山の中はauとSBの携帯はほとんど全域カバーしていますが、ドコモの携帯はほとんど通じません。くれぐれも無理な行動はなさらず、早春の山を楽しんでください。

 

2019年4月21日